人気ゲームを遊ばせる際には子供と話し合いたい
バトルロイヤル系ゲームとして、世界中で人気の「フォートナイト(Fortnite)」。知名度の高いゲームともなれば、それをねらう悪どい人間も多数いるかもしれない。もっとも、ある程度ゲームの知識がある人ならば、セキュリティには注意を払っているものだろう。
マカフィーの調査によれば(Gamers Worry about the Future State of Gaming Security| McAfee Press Release、英文)、75%のゲーマーが、セキュリティがゲームの将来についてもっとも懸念している要素であると主張したという。また、60%以上のゲーマーが、サイバー攻撃を経験したことがあるか、直接の影響を受けたことがある人を知っているとしている。
また、この手の被害を防ぐため、フォートナイト開発元のEpic Gamesはユーザーに向け、多くのアカウント乗っ取り/詐欺が発生していることに注意をうながし、アカウントの情報の取り扱いには気をつけるようにアナウンスしている(例:EPICアカウントを保護しましょう - Epic Games)。
もっとも、まだセキュリティについての意識が低い子供がフォートナイトを遊ぶ場合は、注意が必要かもしれない。保護者の立場からすれば、アカウントに対する危機管理や、二段階認証の有用性などを、よく説明したほうがよい(参考:2段階認証を有効化してアカウントを保護しよう!- Epic Games)。
また、フォートナイトはゲームの仕組み上、目を離してしまうと子供たちは1日何時間も遊んでしまうことになりかねない。場合によっては、ペアレンタルコントロールを設定するのも有効だろう(参考:フォートナイト ペアレンタルコントロール)。
フォートナイトに限ったことではないが、オンラインゲームの場合、ボイスチャットについても注意が必要だ。コミュニケーションを取るためには有効な機能だが、不適切な会話、いじめ、および性的な目的で相手が近づいてくるようなリスクも考えられる。
かといって、さまざまな機能をすべてオフにすればよいというものでもない。なによりも、ゲームを楽しみたい子供たちは納得できないだろう。それぞれの機能にまつわる有用性と危険性について、保護者はいたずらに禁止するのではなく、使い方についてよく話し合うことが肝心だ。