富士通コネクテッドテクノロジーズは6月7日、都内で同社のarrowsシリーズの夏モデル新商品、及び新CMの発表会を行った。
会場にはarrowsシリーズのCMイメージキャラクターを務める小栗旬さん、山田孝之さんも登場。新CM撮影秘話なども披露された。
同社が2019年夏モデルの重点ポイントとして挙げたのは以下の4つ。
・「新機種」
・「新領域」
・「法人」
・「マルチキャリア」
「国産で安心」を強く打ち出した夏の「新機種」
新機種として発表された「arrows Be3」は、画面が割れにくく、防水仕様でハンドソープで洗えるというarrows Beシリーズの特長をそのままに、文字がみやすい、日本人の小さな手のひらにフィットするなど、現在arrowsのメインターゲット層となっている中高年層の利便性を上げる工夫を盛り込んでいる。
いっぽう、テレビCMでは、小栗旬、山田孝之を起用し、スタイリッシュさも演出した「割れない刑事」シリーズの第5弾CMを用意。若者層にも人気の彼らだが、CM撮影の際、犯人を追いかけて螺旋階段を駆け上がるシーンで息が切れて、犯人役の役者にどんどん引き離されて大変だったという裏話も披露した。
また、スマホ全盛の昨今でも、旧来のガラケーを愛用する方が一定層いることを受け、フリップ式のarrowsケータイの新モデルも用意。こちらも、国産で使いやすく、頑丈さを持った端末として紹介された。
スマホメーカーとしての「新領域」である同時翻訳機と「法人」マーケット
arrowsブランドが新たに取り組む「新領域」として発表されたのは、すでに発売になっている同時翻訳機「arrows Hello」。翻訳機のマーケットはすでに群雄割拠であることも理解した上で、携帯端末メーカーとしての矜持を持って、小型で携帯性に優れ、オフラインでも利用できる翻訳機として新たにチャレンジしていく。
一方、スマホの利用領域の拡大を目指した法人マーケットに向けの端末「arrows M359」も投入。
法人向け端末は、特定業種や工場、施設内といった限定された利用範囲に特化したカスタマイズが可能なモデルとしての位置づけ。会場に用意されたタッチ&トライコーナーでは、在庫管理用スマホやバーコードスキャン専用スマホ、介護施設向けのコール&レスポンスに特化したスマホなどの利活用法をデモしていた。
「マルチキャリア」戦略でソフトバンク向け端末も
6年ぶりとなるソフトバンクモバイル向けの端末「arrows U」もラインアップ。国産ミドルモデルのラインアップが欲しいソフトバンクと販路拡大を目指す富士通コネクテッドテクノロジーズの思惑が合致し、2019年の夏モデルとして久しぶりにラインアップされることになった。
arrows Uの特長は2レンズ式で被写界深度を自在に変化させ、きれいな背景ボケを実現するバックカメラと、ボタン一発でgoogleアシスタントを呼び出せるアシスタントキー、そして、誰にでも操作が分かりやすいシンプルホームモードを搭載している点。
ソフトバンク向けにも、小栗旬、山田孝之の二人が登場する新CMが用意され、ソフトバンクのキャラクターである犬のお父さんが、2人のボス役として登場している。
arrows Be3の新C「M割れない刑事-銃撃編」は6月8日より、arrows Uの新CM「割れない刑事-ソフトバンク事件編」は6月28日より放映開始となっている。