Appleは6月3日(現地時間)、新たなmacOSである「macOS Catalina(カタリナ)」を発表した。
新機能として、iPadを描画機能のあるサブディスプレーとして使える「Sidecar」機能が追加されているほか、Siri音声認識技術を活用した音声コントール、強化されたセキュリティー機能、利用時間を計測できるスクリーンタイム機能などが追加されている。また、「メモ」や「リマインダー」なども細かく改良が施されている。
大きな特長は、iTunesを「Apple Music」、「Apple Podcasts」、「Apple TVアプリケーション」に置き換え、音楽/ポッドキャスト/テレビそれぞれの機能がOSとして用意されている点。Apple Music/Apple Podcasts/Apple TVアプリケーションでは、とくに音楽や番組の検索・視聴がそれぞれのアプリケーション内でできるようになっており、これまでのようなiTunesを経なくても購入やレンタルなどの処理が可能となっている。
とくにApple TVアプリケーションでは、今年の秋にスタートする予定のビデオ配信サービス「Apple TV+」の視聴環境として予定されているという。
macOS Catalinaはプレビューが開発者向けに提供開始されており、パブリックベータの提供も近々開始されるという。