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iOS 13ではダークモードの追加にカメラアプリの強化が目玉

2019年06月04日 03時10分更新

文● ASCII編集部

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 アップルは、WWDC19で次期iOSとなる「iOS 13」を発表した。対応デバイスはiPhone 6s以降で、iPhone SEと第7世代iPod touchも含まれる(iPhone 5sや6はサポートされていない)。

 まず最初に紹介したのがiOS 12のユーザー満足度は97%にもおよぶこと。その要因として挙げられる最適化をさらに進め、アプリアップデート時のファイルサイズが60%小さくなるとともに、アプリ起動は2倍高速になったとした。また、Face IDの認識も30%高速化されている。

 新機能の目玉が「Dark Mode(ダークモード)」。macOSに続く搭載となる。ダークモード利用時はキーボードも黒くなるなど、見た目のイメージも大きく変わる。

 また、マップアプリの刷新も公表されたが、まずは米国から2019年末に導入予定。プライバシーへの取り組みは今回もあらためてアピール。特に位置情報については、サードパーティ製アプリとの共有で利便性が上がると同時に、扱いの難しさを認める。そこでアプリの起動時に1度だけ位置情報の共有を許可し、バックグラウンドやWi-Fi/Bluetoothを利用してアプリが位置情報を取得しようとしたときに警告する仕組みを導入する。

 さらに最近のアプリで多くなったGoogleやFacebookのIDを用いたログインに対抗し、Apple IDでのログイン機能のAPIを提供する。この機能では、ログイン機能を利用するアプリごとにランダムなアドレスのメアドを用意することで、ユーザーは名前やメアドをサービス側と共有しないで済むことができるようにする。

 カメラアプリも強化されたポイント。シンプルでオート撮影が中心だった従来のiPhoneのカメラアプリに対し、ユーザーが設定をカスタマイズしながらの撮影が可能に。また、写真アプリも変更点が多い。


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