ヒロインは12人!キャラクターひとりひとりを掘り下げたかった
――では、いよいよ具体的に、中身の方をもうちょっと掘り下げてお聞きしたいんですが、魔法少女RPGということなので、魔法少女たちを育てていくギャルゲーといった感じになるんでしょうか?
ジブさん: そうですね、そういった「キャラを育てていく」という側面もあるんですけれど、どちらかというと「魔法少女たちと心を通わせながら、世界の構造に立ち向かっていく」みたいなイメージのが強いですね。
熱いバトルを描きたかったというのもあったので、よくあるギャルゲーのような萌え萌えした感じというよりは、“パワー感”とか“熱さ”、“スタイリッシュさ”みたいなものを結構意識して作っています。
――どちらかというと熱血系になるんですね。その熱い戦いの中でヒロインとの絆を育んでいくといったイメージでいいんでしょうか。
ジブさん:一緒に戦っていくみたいなイメージの方が近いかもしれないですね。
――なるほど。その一緒に戦うヒロインですが、公式サイトで公開されているキャラクターが12人いますよね。このヒロイン12人は、ずっと固定でプレイヤーと一緒に戦っていく形になるんでしょうか?
ジブさん:もしかするとおいおいキャラクターも増えていくかもしれないんですけど、リリース時からしばらくは12人で固定でやっていくことになります。
個性豊かで魅力的な12人のヒロイン
――ファーストシーズンはこの12人、というような感じですか?
ジブさん:はい。一般的なブラウザゲームやスマホゲームの中には、とにかくキャラがいっぱいいて、キャラを集めたり、キャラを育成するだけといったタイトルもたくさんあります。しかし、マジカミDXはそういう風にならないよう、キャラクターが物語の中で、仲間としてだとか、友人として、恋人として、色々な顔を見せていくんです。そして、そこをしっかり深く掘り下げて表現したかったし、ユーザーのみなさんに届けたかった、また感じて欲しかったので、あえてキャラクターを絞ってあります。
――ひとりひとりのヒロインのとの関係性をきっちり掘り下げているわけですね。
ジブさん:そうですね、その辺を意識しました。キャラデザなどをパッと見て頂くと、結構どこにでもいる元気な若者たちに見えるんですが、彼女たちひとりひとりに、それぞれ「人には言えない秘密」「心の傷」みたいなものがあって、物語を進めていく中で、それを乗り越えたり、諦めたり、決別したり、と色々な選択や決断をしていきます。
「人生を変える魔法少女体験」というのを先ほどお伝えしましたけれども、ユーザーさんだけではなく、彼女たち自身もそうして人生を変えていくんです。そんな、彼女たちの生きる青春をユーザーの皆様にしっかり感じて、追体験してもらえればといいなと。これはガチャからポッと出てきたキャラクターがすぐ脱ぐようなゲームでは表現出来ないですよね。