このページの本文へ

「IIJクラウドエクスチェンジサービス for GCP Partner Interconnect」を提供開始

IIJがGCPの東西リージョンへの専用線接続を提供、AzureやAWSとのマルチクラウド構成に対応

2019年05月31日 15時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は2019年5月28日、顧客拠点とパブリッククラウドを閉域網接続する「IIJクラウドエクスチェンジサービス」が、Google Cloud Platform(GCP)に対応したことを発表した。「IIJクラウドエクスチェンジサービス for GCP Partner Interconnect」のサービス名で同日から提供を開始する。

 IIJクラウドエクスチェンジサービスは、IIJが運用する専用線「IIJプライベートバックボーンサービス」(PBB)と、パブリッククラウド各社が提供するプライベートネットワークを専用線接続するサービス。Microsoft Azure/Office 365の「Express Route」、AWSの「Direct Connect」に対応済みで、今回、GCPのプライベートネットワークサービス「GCP Partner Interconnect」に対応した。50Mbps~10Gbpsまで、帯域確保型の固定料金で提供する。

IIJクラウドエクスチェンジサービス for GCP Partner Interconnect

 PBBとGCP Partner Interconnectの相互接続点は完全冗長している。PBB側の接続点は主系と副系で設備を分離し、GCP側の接続点は1つのリージョン内で異ゾーンに配置して、異ルート・異キャリアで冗長化している。GCPの東京リージョンと大阪リージョンの両方でサービスを提供し、要望に応じて東京と大阪でDR構成をとることもできる。

GCP東西リージョンでそれぞれ異ルート・異キャリアで冗長化している。東西DRにも対応可能

 IIJクラウドエクスチェンジサービスは、Azure/Office 365、AWSについても各リージョン内での異ルート・異キャリアの冗長化、東西DRを提供してきた。「Azure、AWS、GCPで同じ内容のサービスを提供したかった。5月にGCPの大阪リージョンが利用開始になったので、GCP向けのサービスを開始した」(IIJ システムクラウド本部 サービス統括部 アライアンス担当部長 四倉章平氏)。PBBが各クラウドと閉域網接続できるので、PBBをハブにしてAzure、AWS、GCPのサービスを併用や連携するマルチクラウド構成をとることが可能だ。

 四倉氏は、同社のサービスの特徴と強みについて、顧客拠点からPBBへのプライベート接続サービス「IIJプライベートアクセスサービス」も提供しており、且つ、顧客拠点への回線引き込みやGCP側のVNETアタッチメント作業も提供している点を挙げた。「インターネット回線に出ないクラウド接続をエンドツーエンドで提供できる」(四倉氏)。

 IIJクラウドエクスチェンジサービス for GCP Partner Interconnectの参考料金は、GCPの東京リージョンまたは大阪リージョンへ50Mbpの帯域でシングル接続する構成で月額8万円、初期費用7万5000円。東京リージョンと大阪リージョンへ500Mbpsの帯域で東西DR接続する構成では月額38万円、初期費用15万円。別途、VNETアタッチメント料金がGCPで課金される。また、GCPから送信するデータは別途GCPで従量課金される。

構成見積もり例

カテゴリートップへ

アクセスランキング

  1. 1位

    データセンター

    首都圏のデータセンター枯渇、電力コストの高騰、エンジニア不足 課題から考える最新データセンター選び

  2. 2位

    デジタル

    なぜ大企業でkintoneの導入が増えているのか? DX推進と「脱・属人化」を実現するエンプラパートナーに聞いた

  3. 3位

    TECH

    【提言】「VPNの安全性」が通用しない時代 ZTNAへの困難な移行を経営層はサポートせよ

  4. 4位

    ITトピック

    “VMwareショック”余波、IaaSベンダー撤退も/本音は「拒否したい」時間外の業務連絡/IT部門のデータメンテ疲れの声、ほか

  5. 5位

    データセンター

    「NVIDIA Blackwell GPU」約1100基搭載のAIインフラが稼働 さくらインターネットが石狩DC内で

  6. 6位

    デジタル

    kintoneの大企業売上は間もなく3割に サイボウズはグローバルで“戦える”新サービスも開発中

  7. 7位

    ITトピック

    生成AIなしでは仕事できない? 会社員7割が“AI依存”自覚/「年内にAIエージェントが成果生む」CEOの9割が確信、ほか

  8. 8位

    Team Leaders

    ランサムウェア攻撃になぜ強い? Boxが「コンテンツセキュリティ」と「AIリスク対策」を解説

  9. 9位

    TECH

    Claude Code×Opus 4.6で実現、1人で回せるAI開発チームの作り方

  10. 10位

    sponsored

    人手不足のIT運用部門、その課題をOC1のデータセンター運用支援サービスが解決する

集計期間:
2026年02月28日~2026年03月06日
  • 角川アスキー総合研究所