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Open、Share、Joinの思想があるから、コミュニティはさくらを信頼できる

さくらインターネットと鹿児島のコミュニティがmark MEIZANまでを語り尽くす

2019年05月28日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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2年ぶりのさくらじまハウスにかける意気込み

大谷:2018年のさくらじまハウスはAWSとの共催じゃなくなったことと、鹿児島市の後援が入ったところですかね。

永田:ビジネス的にけっこうがんばってた印象。

油井:鹿児島市とやりとりしたり、九州経済連合会(九経連)の方々に会ったりして、イベントのプレゼンスを上げようという目論見がありました。さくらと共催しているリリーのプレゼンスを上げたいという気持ちもありましたし、今までイベントに来なかった方々に来てもらえるようにしたかった。鹿児島市や九経連が後援しているんだから、とりあえず顔出してこいという会社が増えるといいなと。もちろん、参加者も増やさなければ、意味がないと思ってましたし。

大谷:すんなり行ったんですか?

油井:鹿児島市の担当も、Fukuoka Growth Nextは何度も視察していたので、われわれのことは頭に入っていたと思うんですよね。だから、2018年1月に鹿児島市にアポをとって、さくらじまハウスの後援をお願いしたら、本当にすんなりとご後援いただきました。プレゼンしたら、「本当にこんなゲストが来るんですか」とか半信半疑でしたけど(笑)過去の実績もあったので申請書を出したらすぐに通していただけました。

鹿児島市からお墨付きをもらえると、いろいろな方々を巻き込みやすくなるんです。たとえば九経連も九州全体の経済を盛り上げるのが目的なので、基本的にはどこかの1社のサポートをすることはできないのですが、鹿児島市が後援してくれるという話になった段階で「公共性のあるイベント」として後援に動いてくださったんです。九州の会員数千通くらいにチラシ送ってくれてるんです。

永田:九経連がさくらじまハウスのチラシまいてくれるってすごいなと思いました。

大谷:行政からすると、やはり実績あるの大きいですよね。

松岡:あと、油井さんが福岡にかかっていた2017年は、鹿児島の地場のISPであるシナプスさんがどんどん外に出て勉強会やり出したり、現場サポートさんが参加してくれるようになったり、コミュニティ自体が拡がっていったような気がします。

油井:知らない間に鹿児島のコミュニティが拡大していって、2018年のさくらじまハウスは、ビジネス的にも、コミュニティ的にも参加する意義が上がったんです。

永田:リリーさん主催なんだから、リリーさんががんばればいいじゃんという気持ちが周りに生まれそうなもんですが、コミュニティみんなで作ったというのが、鹿児島のいいところって気がしました。いってみれば人のプレゼンス向上のために、自分は無償でがんばるみたいなところあった。

油井:コミュニティの人たちはみんなやりますって言ってくれていたんですけど、前回の反省もあるので、今回は各社に協力してもらうメリットはきちんと話しておきました。シナプスさんも、W・I・Zさんも、現場サポートさんも今まで会社としてあまり表に出てこなかったんですが、今回は共催に入れてもらいました。

松岡:僕もこれまでコミュニティ活動は個人のものだったので、会社としてのW・I・Zは入れてこなかったんですけど、今回は入れました。

2018年のさくらじまハウスでドッカーンを決めた図

油井:それこそ2016年はネットワークの課題がありましたが、シナプスさんはネットワーク会社だからといって、会場のケーブル布設まできちんとやってましたからね。

大谷:見てた見てた。なんかちゃんとしたスイッチ入ってるなーって思いました。

油井:最初、湾にケーブル這わすとか言ってましたもんね。

永田:鹿児島市内のシナプスのビルとレインボー桜島を無線で結ぶとか言ってましたしね(笑)。指向性アンテナだから、見えればいけるぞみたいな。

ミニさくらじまハウスとなるq-techがスタート

大谷:どうでしたか? 2018年のさくらじまハウスは?

油井:僕は手応えありましたね。会社としてコミットしてくれるところが増えたので、スタッフも増えて運営はレベルがぐんと上がりました。人も来てくれたし、燃え尽きた感より次につながる感覚ありましたね。

今回はどのセッションも鹿児島の人がからむようにしました。鹿児島の人にインプットするだけではなく、鹿児島のことを伝えようという意識がありました。

大谷:2016年に比べて、鹿児島の人たちがきちんと関与し、外に発信していこうという感じはありました。

松岡:自分が登壇したというのもありますけど、アウトプットの大事さに気づきましたね。あと、会社のプレゼンスを上げることの重要さですね。

油井:今回はさくらじまハウスで終わらず、シナプスとW・I・Zが合同でq-techという勉強会を立ち上げるんです。

松岡:うちは社内で勉強会をやっていたんですけど、どうしても社内なので緊張感がなかった。一方、シナプスさんは社内外にどんどん登壇させていくというのが、会社の方針で決まっていたので、いっしょにやりましょうということになりました。シナプスさんはネットワーク系、われわれはWeb系ということが多いです。

まだ3回目なんですが、社外からもぼちぼち来てくれて、集客はまあまあ。ゲストいなくても30人くらいは来ています。

永田:合同勉強会という建て付けが大きくて、集客はがんばらないんです。仕事内容をアウトプットするためにある程度クローズにしたいという感じ。

松岡:今は社内勉強会の延長でq-techをやっていて、エンジニアのアウトプットの場、底上げの場としてLTをやっています。もう1つq-tech Xという勉強会も始めました。こちらはGMOペパボやさくらインターネットの著名なエンジニアに来てもらって、インプットをしつつ、その場に社員も出てもらって、引き上げようという試みです。

油井:ミニさくらじまハウスみたいな感じですね。でも、集客の気負いはしないし、準備もあんまりしない(笑)。継続だけを目的としています。

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