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arrowsの翻訳機「arrows hello AT01」の翻訳スピードや認識精度に満足

2019年05月20日 12時00分更新

文● 中山 智 編集●ASCII編集部

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オフライン翻訳は3ヵ国語だけだが
ほとんどの国で事足りる

 オフライン翻訳に対応しているのが「arrows hello AT01」の大きな特徴のひとつ。インターネットに接続していなくても、日中英の3ヵ国語は双方向での音声翻訳が可能だ。海外滞在中は手軽にインターネットに接続できないケースも多い。

 たとえば飛行機の機内ではWi-Fiサービスが普及してきているとはいえ、利用料もかかり接続できるデバイスも限られている。3ヵ国語限定とはいえ、ネット接続を気にせずサッと使えるのは安心だ。

オフライン翻訳での動作テスト

Wi-Fiが使えない飛行機の中でも問題なく使えた

 翻訳スピードもかなり速い。オフラインではボタンを離して1秒ほどで翻訳される。オンライン翻訳時もインターネットへの接続環境にもよるが、安定した環境ならオフラインとほぼ同じスピードで翻訳できた。これならテンポよく外国語でのコミュニケーションもとれる。

オンライン翻訳での動作テスト

英語の認識テスト

 日本語の音声認識精度も高く、早口で喋るとさすがに別の単語に認識されることもあるが、ある程度はっきりと話しかければ、正確に認識していた。ディスプレーには多言語に翻訳されたテキストだけでなく、音声認識した日本語も表示されているので、文字を確認してもし間違って認識されていれば、再度入力し直せばOK。ちなみに英語での音声入力時のみ、テキストでの再入力が可能。どうしても正しいく認識してくれない場合は、テキストで入力するのもアリだ。

 「arrows hello AT01」にはカメラを使ったテキスト翻訳機能も装備している。こちらも日本語、英語、中国語に関してはオフラインでの翻訳に対応。やはりWi-Fi接続のない飛行機なかで機内食のメニューを翻訳したりするのにピッタリの機能だ。インターネット接続時には3ヵ国語のほか21ヵ国語が選択できる。

カメラを翻訳したいテキストに向けて撮影

テキストを自動で認識して翻訳してくれる

 このように日本語、中国語、英語だけを使うぶんには、インターネットへの接続を気にする必要はない。それ以外の言語を使いたいときだけ、インターネットへ接続すればよい。ただし本体にはモバイル通信機能はないので、インターネットへの接続はWi-Fiに頼ることになる。

 Wi-Fiへの接続方法は、アクセスポイントを選んでパスワードを入力する方式のため、利用時はスマートフォンのテザリングなどが接続先となる。公衆Wi-Fiサービスでも利用できるが、ウェブブラウザーを搭載していないため、ウェブサイトを表示してログイン作業を行なうようなWi-Fiサービスでは利用できない。

スマートフォンのテザリングなどを利用して、Wi-Fiに接続

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