JALブースではハワイの魅力を5感を使って体験!
SOOTHは、各種センシングテクノロジーを用いて人の生体反応、行動を捉え、さらに検証方法や解析手法を組み合わせることで、人の体験やサービスをデザインし、マーケティング支援、事業効率化支援、社会のさまざまな課題解決を目指すとしている会社。
同社は、ニコニコ超会議2019の「超JALブース」に開発制作した「JAL xR Traveler」を展示、「超睡眠 supported by 西川株式会社」ブースにて、「脳内モニター」を体験できる技術を提供していた。
「JAL xR Traveler」は、VRヘッドマウントディスプレー(HMD)と、手を模したアーム、ルームランナーのように動く床を組み合わせたシステム。そのシステムを使い、VRHMDにハワイの映像を流し、手を引かれながら、その風景を実体験に近い感じで体感できるという。
JALが提案する新しいスタイルの一環として、映像はハワイの自然の多いところなどが中心となっているとのこと。よくある観光スポットではなく、ハワイの自然など、日本とは違う日常的な魅力を体感してもらいたいという配慮なのだろう。
体験中は前方の装置より風が吹き、映像に合わせて手の形をしたアームに手を引かれたり、足元が動いて自然と歩くことを誘導されるなど、実体験に近い体感を得られるようにしているとのこと。
VRHMDは、2880×1600ドットと現在一般普及している中では最も解像度が高いHTCの「VIVE Pro」を使用。VRHMDの下部に5種類のカートリッジから匂いを切り替えて出せる「VAQSO VR」を備え、視覚、触覚、聴覚のみならず嗅覚も使い、かなり実体験に近い体感を実現している。
こうした、実体験に可能な限り近づけることで、バーチャルにおけるユーザーのよりリアルな感想、関心を引き出せるか、といったことが同社の活動の一環なのだろう。