ハイエンドからコンパクトモデルまで
話題のスマホをアスキースマホ総研の3人がクロスレビュー
アスキースマホ総研の3人(ドロイドさん、スピーディー末岡、南田所長)が2019年春の最新スマートフォンをクロスレビュー! 第4回は物理キーボード搭載スマホ「BlackBerry KEY2」の廉価版である「BlackBerry KEY2 LE」をチョイス!
BlackBerry KEY2 LEのスペックは、4.5型液晶ディスプレー(1080×1620ドット)、SoCがSnapdragon 636、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GB、カメラはリア側が1300万画素と500万画素のデュアルカメラで、フロントカメラは800万画素。バッテリーは3000mAh。本体サイズは約71.8×150.25×8.35mm、重さ156g。価格は5万5000円前後。
なお、上位機種であるBlackBerry KEY2はSoCがSnapdragon 660、メモリー6GB、内蔵ストレージが64/128GB、バッテリーが3500mAh、価格は8万9000円前後となっている。
あらためてこのキーボードはとても打ちやすい
スマホ総研リーダー ドロイドさん
評価:★★★★☆
ミニQWERTYキーによる文字入力には特にこだわりやロマンを感じない自分だが、単純にこれは実用的。お値段も上位機種よりは安価になったので、BlackBerry好きなら買いなのでは。あとハードキーを搭載しながら、横幅は71.8mm、重量は156gと比較的コンパクトで気軽にポケットに突っ込んで持って行けそうなのもいい。Atomicの赤のカラバリも美しくて、まわりに自慢できる。
しかし、そのままでは弱い日本語入力の辞書など、自分で工夫できることなどが条件になってくるが。
デザインがカッコイイ! 物理キーボードは微妙
主席研究員 スピーディー末岡
評価:★★★☆☆
以前、アドエス(Advanced/W-ZERO3 [es])を使っていたので、物理キーボードはむしろ大歓迎。このスマホでタイピングしてみると、やっぱりタッチよりはテキストを入力しやすいなと。だが、キーの配置のせいか微妙に使いづらく、変換などでイライラしてしまうことも。上位機種に搭載されていたキーボードのタッチセンサーが廃止されてしまったのも使い勝手が悪くなった一因かも。上位機種と比べると全体的に1段階ランクダウンしていると考えたほうがいいだろう。上位機種との価格差は3万円ほど。スペックもミドルハイクラスなので、そんなに悪くはない。筆者はスペックを気にするがデザインは気にしないのだが、これはデザインがカッコイイ。とくにAtomic(レッド)の配色が絶妙で、気に入っている。BABYMETALのライブに持っていってドヤ顔したい。
自分ならタッチパネル機能アリのKEY2を選ぶ
研究員 ミナミダ
評価:★★★☆☆
物理キー搭載スマホとして確固たる地位を築いただけはあり、キー入力のしやすさは特筆モノ。これだけ小さいキートップなのに、操作にはすぐ慣れるしほぼ入力ミスもなくなる。この操作系は、どうしてもフリック入力が合わない自分にとっては非常に魅力的だ。しかも、すべてのキーのダブルタップ/長押し両方にショートカットを設定でき、ショートカットを駆使すればさらに高速操作できるはず。残念なのは、キーボード表面でタッチ操作できる「Touch-Enabled」非対応なこと。また、デュアルSIM対応だが一方がmicroSDと排他なのもマイナスポイント。SIMの仕様は同じだが、タッチパネル機能搭載でリアカメラ性能も優れるKEY2(Sliver)との価格差は2万円。できることはほぼ同じでこの差は悩むが、スクロール操作の頻度を考えると自分ならKEY2を選ぶ。
「BlackBerry KEY2 LE」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | TCLコミュニケーション |
ディスプレー | 4.5型液晶 |
画面解像度 | 1080×1620ドット |
サイズ | 約71.8×150.25×8.35mm |
重量 | 156g |
CPU | Snapdragon 636 |
メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
OS | Android 8.1 |
カメラ画素数 | リア:1300万画素+500万画素 /フロント:800万画素 |
バッテリー容量 | 3000mAh |
無線LAN | IEEE802.11n |
SIM形状 | nanoSIM |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | Slate(ダークネイビー)、Champagne(シャンパンゴールド)、Atomic(レッド) |
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