6時間で85度以上の保温力
肝心の性能は、パッケージに販売店が貼ったと見られるシールに保温効力が記されている。保温効力は「室温20度±2度において2時間以上開栓して放置した製品に付属の中栓をしたときの中栓の下端まで沸騰水を入れ、湯の温度が95度±1度になったときにその製品付属の中栓等をした後、一定時間放置した場合のその湯の温度が表示以上になるように温度を表示し、その次に括弧書きでその放置した時間を付記する」もの。これは家庭用品品質表示法で示されており、ほかの製品と比較した場合に参考になる。
パッケージのシールには保温効力85度以上(6時間以上)/65度以上(24時間)とある。これがどのくらいかというと、魔法瓶の会社の山専ボトルだと80度以上(6時間)/60度以上(24時間)。単純な数字の比較になってしまうが、スタンレーのボトルは性能面でも申し分ない。日中の花見に持っていく程度であれば十分すぎる。実際3月末に開催した花見は気温16.3度と肌寒く、スタンレーのボトルが大活躍だった。
もちろん保冷効力も高い。
『室温20度±2度において2時間以上開栓して放置した製品に付属の中栓を施したときの中栓の下端まで4度の冷水(氷は含めないこと。)を入れ、水の温度が4度±1度になったときに、その製品付属の中栓等をした後、6時間放置した場合におけるその水の温度が表示以下となるように温度を表示し、その次に括弧書きで「6時間」と付記する』
これをもとにした保冷効力は5度以下(6時間)/10度以下(24時間)。夏でもしっかり使えそうだ。キンキンに冷えた麦茶を入れて、出かけるのが楽しみだ。
問題はこれからやってくる梅雨。アウトドアレジャーがいったん休みに入る季節で、スタンレーのボトルもしばらく出番がこない。仕方ないからいまのうちに使っておくか……、といっても暖かくなってきたので、冷えた麦茶も熱々のお茶もそうたくさんは飲めない。次の夏と冬が待ち遠しい。