アクセスしやすい入力端子
暗いシーンで明度を上げる「Black Stabilization」が便利
入力系統はHDMIとDisplayPortの2種類。HDMI-DVIの変換ケーブルが付属するため、DVIケーブルの接続も可能だ。実用的な2種類の端子はきっちりそなえていると評価できる。背面の入力端子にもアクセスしやすく、また端子の形状も視認しやすいため、セッティングに自信のない初心者でも容易にあつかえるだろう。
本機は「Black Stabilization」という機能を備え、暗いシーンで明度をあげて視認性を向上できる。同様のを搭載するゲーミングディスプレーは少なくないが、やはり効果は大きく、建物の陰や室内といった、陰が多く落ちているシーンでは積極的に使いたい。
地味にうれしいステレオスピーカー内蔵
本機は、左右に2Wのステレオスピーカーを1基ずつ搭載する。2Wとそれほど出力は大きくないものの、ステレオならではの臨場感もあり、より楽しくゲームをプレーできるだろう。音声入出力端子も各1基搭載しているので、より迫力を求めたければ、外部スピーカーを接続することも可能だ。
ゲーミングモニター入門としてや、ノーマルのディスプレーからの置き換えに
特徴をまとめたが、ひと言で表せば、ゲーミングモニターに求められる性能をしっかりそなえつ、2万円以下の価格を実現している点が、本機の最大の魅力だ。
アダプター経由も含めれば3種類の接続方法に対応し、デザインも操作もシンプル。かつステレオスピーカーなど、よりゲームを楽しくプレーする工夫もみられる。
初めてゲーミングディスプレーを購入する人や、事務用など通常のディスプレーを使用していたが、ゲーミング用に置き換えたい人などに、広くおすすめできる。
GALLERIAシリーズとの合わせ買いはもちろん、すでにゲーミングパソコン本体は持っている人も、安価でしっかり使えるゲーミングモニターを探しているなら、ぜひ候補に入れてみよう。
試用機の主なスペック | |
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製品名 | VX2458-MHD-7 |
画面サイズ | 23.6型 |
表示解像度 | 1920×1080ドット |
視野角 | 水平170度、垂直160度 |
輝度 | 300cd/m2 |
ダイナミックコントラスト比 | 800万:1 |
コントラスト比 | 1000:1 |
入力端子 | HDMI 1.4×2、DisplayPort 1.2×1 |
インタフェース | ステレオミニジャック×1 |
サイズ/重量 | およそ幅558.7×奥行229.65×高さ422.4mm/」約4.08kg(スタンドを含む) |
付属品 | 電源ケーブル、HDMIケーブル、HDMI-DVI変換ケーブル、DisplayPortケーブルほか |