フィットビットは3月8日、健康づくりや体力づくりを手軽に手頃に支援したいと、従来製品よりも価格を抑えた4つの新製品を発表した。
睡眠データや日常の運動量を多角的に可視化することで、生活習慣をポジティブに改善できることを、これまでスマートウォッチやアクティビティートラッカーを利用してこなかった層にアピールしたいという。
独自OSのスマートウォッチVersaシリーズからは、心拍センサーを搭載したエントリーモデル「Versa(ヴァーサ)ライトエディション」が、全5色、価格は各2万5290円。
アクティビティートラッカーは、心拍センサーを搭載した「Inspire(インスパイヤー) HR」が2色、各2万1470円、心拍センサー非搭載「Inspire(インスパイヤー)」が3色、各1万1790円、6歳以上の子どもに向けたアクティビティートラッカーAceの後継製品で水泳時に利用できる「Ace 2(エース 2)」が2色、各1万1790円。
全部入りではないが、日常使いに過不足なし
Versaライトエディションは「Versa」と比べ、上がった階数の記録、音楽データの保存、スマートウォッチのディスプレー上でのワークアウトなどが利用できず、NFC決済(Fitbit Pay)が非搭載。
Inspire HR、Inspireはアクティビティートラッカーの最上位機種「charge 3」に比べ、バッテリー駆動時間が2日間短く、上がった階数の記録がなど利用できず、NFC決済(Fitbit Pay)が非搭載。
ただしNFC決済(Fitbit Pay)については、欧米やシンガポール、タイ、台湾など、NFC決済サービスの提供が始まている複数の国では、NFCを搭載したVersaやCharge 3で利用できるが、日本ではNFC決済サービスの提供時期が未定のため、非搭載でも現時点では不満はないと言うよう。
フィットビットのアジア太平洋地域マーケティング・バイス・プレジデントのジェイミー・ハードレー氏によると、アクティブユーザー数は2014年の670万から2018年は2760万に増加したという。またこの数字はフィットビットいわく「世界最大規模のヘルス&フィットネスソーシャルネットワークとデーターベース」を持つことを意味する。
さらに将来、「フィットビットプレミアムサービス」をクラウド経由で有料提供する予定があることを示唆した。