スペイン・バルセロナで開催されたMWC19 Barcelonaにて、ソニーモバイルは最新モデルとしてハイエンドの「Xperia 1」のほか、ミッドレンジの「Xperia 10」「Xperia 10 Plus」「Xperia L3」の3モデルを発表した。展示ブースでは「Xperia 1」が自由に触れる展示になっておらず、Xperia 10/10 Plusの展示がメインだった。
手になじむサイズで使いやすい「Xperia 10」
Xperia 10/10 Plusは、ハイエンドのXperia 1同様、21:9のアスペクト比のディスプレーを採用しているが、パネルは液晶。ディスプレーサイズはXperia 10が6型で、Xperia 10 Plusが6.5型となっており、解像度はどちらもフルHD+だ。
Xperia 10は、本体サイズ約68×156×8.4mmで重量は約162g。重さ以上にパーツの配置が良いのか、見た目よりも軽く感じ、手に持ってみると思わず「軽い!」と声に出てしまうほど。横幅も70mmを切っており、片手でしっかりとホールドして操作できる。横幅はスリムながら縦は長いので、SNSのタイムラインはウェブブラウザーで表示すると、表示範囲が広く見やすいのも◎。
プロセッサーはSnapdragon 630でメモリーは3GB、内蔵ストレージは32GB。最新のミッドレンジとしてはやや物足りなさも感じるが、SNSやウェブブラウジング程度の作業ならまったく問題はないレベルだ。
カメラは1/3インチセンサーの約1300万画素/F2.0レンズと、1/4インチセンサーの約500万画素/F2.4レンズの組み合わせ。二つのカメラは切り替えて使用するのではなく、ボケ効果に使う被写体深度の認識などに使われる。フロントカメラは約800万画素で1/4インチサイズのセンサーにF2.0のレンズが採用されている。
指紋認証センサーはXperia 1同様、本体右側面に配置。ただしシャッターボタンはなく、電源とボリュームボタンのみとなっている。USB端子はType-CでUSB2.0。本体上部にイヤホンジャックもあり、アダプター不要で3.5mm端子のイヤホンやヘッドフォンが接続できる。本体カラーはネイビー、ブラック、シルバー、ピンクの4色。
価格は海外では350ドル程度(約3万9000円)を想定しており、すでに発売している地域もある。実際バルセロナのキャリアショップでは、予約を受け付けており3月7日から購入できると説明された。
日本円換算だと4万円を切る価格。もし日本で発売されれば、低価格で購入できる使いやすいコンパクトモデルとして人気になりそうだ。
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