1万9980円とリーズナブルな価格ながら、144Hzの高リフレッシュレートと1msの高速応答を実現したViewSonicの23.6型ディスプレー「VX2458-MHD-7」。前回はその外観や基本性能をチェックしたが、今回はゲーマー向けに用意されている便利な機能を中心に紹介しよう。
ゲームプレーを快適にするOSDメニューを用意
VX2458-MHD-7には、ゲームを快適に楽しむための機能が数多く搭載されている。各機能を利用するには本体に搭載されているOSD(オンスクリーン表示)ボタンを操作して設定する。
OSDボタンはベゼル右下の背面に搭載されているが、前面のベゼル部分にボタンの位置を示す印がつけられているため、手探りでも意外に操作しやすい。ボタンは全部で6つあり、前面から見ていちばん左(☆印)がクイックメニュー用、その横の4つ(□印)がナビゲーション用、いちばん右が電源用となっている。
おもしろいのは、ホットキーが用意されている点だ。左から2番目と3番目のボタンを10秒間同時押しすると、OSDメニューをロックでき、不用意にボタンを触って設定が変更されるのを防ぐことが可能。また、2番目と4番目のボタンを10秒間押すと電源ボタンをロックできる。それぞれロック解除するには同じボタンを再度10秒間押せばOKだ。
OSDメニューには豊富な機能が搭載されているが、プリセットモードの変更やコントラスト/輝度調節、音量調節、入力切り替えなどのよく使う機能はクイックメニューにまとめられており、そちらから素早くアクセスできる。
そのうち、プリセットモード(Viewモードと呼ばれている)には、「標準」のほかに一人称視点シューティングゲーム用「FPSゲーム」、リアルタイム戦略ゲーム用「RTSゲーム」、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ用「MOBAゲーム」などのゲーム向けモードがあらかじめ搭載されており、それぞれ選択するだけでゲームの種類に応じて明るさや色温度、ガンマなどを最適化してくれる。また、「映画」や「ウェブ」、「テキスト」、macOS向けの「Mac」、モノクロ向けの「モノ」などのモードも用意されている。
いずれも、用途に合わせて画面を見やすく調整してくれるため、通常はこれらのプリセットを選ぶだけでも快適に使用できるはずだ。