ステータスラインに任意の文字列を表示させる
byobuのステータスラインには、customという項目があり、ユーザーが作成したコマンド(スクリプト)の出力をステータスラインに表示できる。スクリプトは、ユーザーのホームディレクトリ以下にある「~/.byobu/bin」に置き、先頭に更新周期を秒数で指定する。
たとえば、600_sysnameという名前のファイルは、600秒ごとに実行されてその結果がステータスラインに表示される。ここでは、非常に簡単なスクリプトを作ってみた。
#!/bin/sh
echo "Ubuntu18.04.exe"
(※ダブルクオートで囲まれた部分を出力する簡単なシェルスクリプト。ユーザーディレクトリの.byobu/binディレクトリに600_sysnameという名前で保存し、実行属性を付ける)
ファイルを.byobu/bin/600_sysnameとして保存したら、実行許可をつける。
chmod 755 ~/.byobu/bin/600_sysname
次にbyobu-configを起動する。byobuの中にいるならF9キーで起動する。またコマンドラインから「byobu-config」を起動してもよい。この中での操作は、カーソルキーかタブキーで対象を選択してエンターキーで実行となる。まず、「Toggle status notifications」を開く。
ステータスラインに表示される通知がリストで表示される。スペースキーで行頭のチェックボックスをオンオフできる。ここでは、「custom」を選んでオンにする。
あとは、タブキーでApplyを選択してエンターキーで抜け、さらにタブキーでExitを選択してエンターキーで抜ける。これで、中央付近にスクリプトの出力文字が出ているはず。スクリプトを変更した場合、すぐには反映されず、更新周期が来るまでは表示が変わらないことに注意。
byobuをデフォルトで起動するように設定するには、コマンドラインで「byobu-enable」を実行する。
その後exitコマンドを繰り返して、一回、WSLのセッションを終了させる。WSLを再度起動すれば、最初からbyobuが立ち上がる。Byobuをたちあげたくない場合には「byobu-disable」を実行する。

この連載の記事
-
第508回
PC
Scalable Vector Graphics(SVG)そもそも何なのか? -
第507回
PC
Windows 11の「開発者モード」とは何か? -
第506回
PC
Windows 11は早くも来秋登場の26H2プレビューの準備が始まる -
第505回
PC
結構変化しているWindows 11のエクスプローラーの基本設定を見直す -
第504回
PC
新しいOutlookとOutlook Classic、そろそろ古いOutlookとExchangeの組み合わせは引退の頃合いか -
第503回
PC
機能が増えたこともあり、寄せ集めから統合化に進むWindowsの便利ツール「PowerToys」 -
第502回
PC
Windows 11でBluetoothのオーディオ新規格「Bluetooth LE Audio」を試す -
第501回
PC
Windows 11 Ver.25H2での変更点、新機能を整理する -
第500回
PC
Windows 11 Ver.25H2が完成した -
第499回
PC
Windowsでの致命的だが回復可能なエラーに備える手段を2つ紹介 -
第498回
PC
Windows Terminalの安定版V1.23が公開 設定UIが改良される - この連載の一覧へ











