ワッツアップ(WhatsApp)は、「デマ情報と噂」と戦う世界的な取り組みの一環として、ユーザーがメッセージを転送できる回数を5回に制限すると21日に発表した。
フェイスブック傘下のメッセージング・アプリであるワッツアップは、これまで個人またはグループにメッセージを20回、転送できた。だが、ワイアード(Wired)の報道によって、メッセージの転送がインドでの自警団員による殺害を招いたデマ情報の拡散を助長したと非難された後、ワッツアップは転送を厳しく制限している。
皮肉なことに、多くのユーザーが気に入っているワッツアップの機能の1つであるエンド・ツー・エンドの暗号化こそが、ユーザー間で共有されている情報をワッツアップが管理できない理由にもなっている。今回の措置は、デマ情報の流れを完全に止めることはできなくても、その流れを鈍化させようとする試みだ。