今年初めに国内市場参入を果たし、7機種もの新製品をリリースしてきたOPPO。その最新ミドルクラス機が「AX7」だ。税抜2万9880円という価格でありながら、最新トレンドを盛り込んだ同機について、外観を中心に紹介する(レビュー記事も後日掲載予定)。
大容量バッテリーを含め「R15 Neo」と共通のスペックが多い
ただ、ノッチ/指紋/デザインなどを強化
その「AX7」だが、実は8月末にリリースされた「R15 Neo」とスペック面での共通点が多い。具体的には19:9の6.2型液晶(720×1520ドット)、Snapdragon 450、4GBメモリー、64GBストレージ、13メガ+2メガカメラ(イン16メガ)、Android 8.1(ColorOS 5.2)など。
画面解像度がHD+とやや低く感じるが、そのぶんCPU性能とのバランスは良く、普段の操作では不満は生じない。そして一番の売りは4230mAhという大容量バッテリー。CPUと画面解像度の関係もあってか、電池持ちの良さは特筆ものだ。ネットワーク面でもau/ソフトバンク網のVoLTE+DSDV対応。さらにnanoSIM×2+microSDのトリプルスロット仕様。ミドルクラスながら充実している。
一方でR15 Neoから強化されている点も多い。まずはノッチ。今年後半になってトレンドになってきた水滴型ノッチを採用。一般的な台形型ノッチと比べて、単純に表示エリアの無駄が少ないのがうれしい。また、顔認証のみだったR15 Neoに対し、指紋センサーも背面に搭載している(顔と指紋の両対応)。
デザイン面も違いが。側面のメタル風塗装も含めて、正直プラスチッキーな印象が強かったR15 Neoに比べ、背面の両サイドが曲線を描くなど、ワンランク上の雰囲気と風格を持つ外観が魅力的。3万円のスマホとはとても思えない。インカメラの画素数も増加している(R15 Neoの8メガに対して16メガ)。
OPPOの製品力は非常に強い
ソフトウェアサポート面はどうなる?
R15 Neoもコスパが高いと感じたわけだが、3ヵ月半ほどのスパンでリリースしたモデルでありながら、さらなる最新トレンドを取り込むなど確実に進化させている。この怒濤の製品力がOPPOが海外で成功した要因であり、日本にも力を入れている表れと言える。
一方で若干気になる点も。個人的にR15 Neoを購入して利用しているのだが、トラブルレスで動作しているとは言え、ソフトウェアのアップデートは特になく、Androidセキュリティパッチも2018年6月のまま。Android 9へのバージョンアップも含めて、OPPO製スマホのソフトウェアサポートがどうなるかは今後チェックしていきたい。
「AX7」の主なスペック | |
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メーカー | OPPO |
ディスプレー | 6.4型液晶(19:9) |
画面解像度 | 720×1520 |
サイズ | 約75.4×155.9×8.1mm |
重量 | 約168g |
CPU | Snapdragon 450(オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSD(最大256GB) |
OS | Android 8.1(ColorOS 5.2) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/18/19 /20/26/28/38/39/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
DSDS | ○(DSDV) |
VoLTE | ○ |
カメラ画素数 | リア:1300万画素+200万画素 /イン:1600万画素 |
バッテリー容量 | 4230mAh |
FeliCa | × |
防水/防塵 | ×/× |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
USB端子 | microUSB |
カラバリ | ゴールド、ブルー |
発売時期 | 発売中 |