同額予算構成のパフォーマンスを比較
ここからは、「Ryzen 7 2700X」+「GeForce RTX 2070」と「Core i9-9900K」+「GeForce GTX 1060 6GB」を使用したテスト環境を用意。実際に同額近いコストでどのくらいゲーミングのパフォーマンスが異なるのかをチェックしてみた。テスト環境は以下の通りで、CPUとマザーボード、ビデオカード以外の構成は同じになっている。
パフォーマンスの計測には、「PUBG」こと「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」や「Shadow of the Tomb Raider」、「バトルフィールドV」といった実ゲームを使用している。
AMD Socket AM4環境 | |
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CPU | AMD Ryzen 7 2700X(8コア/16スレッド、3.70GHz~4.30GHz、TDP105W) |
マザーボード | MSI「B450 TOMAHAWK」(Socket AM4、B450、ATX) |
メモリ | G.SKILL「Trident Z RGB F4-3200C16D-16GTZR」(3200MHz※2666MHzで動作、8GB 2枚) |
ビデオカード | 玄人志向「GF-RTX2070-E8GB/DF」(GeForce RTX 2070、GDDR6 8GB) |
SSD | KingFast「F6 PRO 2710DCS23-360」(2.5インチ、360GB、SATA3) |
電源ユニット | Seasonic「SS-750KM」(750W、80PLUS GOLD) |
OS | Windows 10 PRO 64bit(Ver:1809) |
Intel LGA1151環境 | |
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CPU | Intel Core i9-9900K(8コア/16スレッド、3.6GHz~5.0GHz、TDP95W) |
マザーボード | MSI「MPG Z390 GAMING PRO CARBON」(LGA1151、Z390、ATX) |
ビデオカード | 玄人志向「GK-GTX1060-E6GB/WHITE」(GeForce GTX 1060、GDDR5 6GB) |
SSD | KingFast「F6 PRO 2710DCS23-360」(2.5インチ、360GB、SATA3) |
電源ユニット | Seasonic「SS-750KM」(750W、80PLUS GOLD) |
OS | Windows 10 PRO 64bit(Ver:1809) |
Ryzen 7+RTX 2070構成では4Kプレイも視野に入る
まずは「PUBG」で計測を行なった。画質は最高の“ウルトラ”で固定し、解像度1920×1080ドットと3840×2160ドットに設定。DirectX11ベースのゲームになるため、フレームレートは「Fraps」を使用し、マップ「Erangel」をプレイした際のリプレイデータを再生させた際を計測。最小、平均、最大フレームレートをまとめている。
「Ryzen 7 2700X」+「GeForce RTX 2070 8GB」のフルHD解像度では、最小フレームレート60fpsオーバーを記録。ビデオカードの性能が異なるので当然といえば当然だが、「Core i9-9900K」+「GeForce GTX 1060 6GB」に20fps以上の差を付けた。
フレームレートを優先して画質を落とせば、さらに高いフレームレートを維持し、リフレッシュレート100MHzオーバーのゲーミング液晶と組み合わせにも向く。
一方、4K解像度時も最小こそ60fpsを切ってしまったが、画質次第では60fpsを維持してプレイできる結果に。「Core i9-9900K」+「GeForce GTX 1060 6GB」との差は平均で25fpsほどと、フルHD自よりもさらに広がった。
