“ガラケー”からの乗り換えであれば割引が用意されている
そのほかにドコモ契約が安くなる条件もある。“ガラケー”などとも呼ばれる従来型携帯電話、フィーチャーフォンを使っている人に対しての割引だ。ドコモは11月1日から「ウェルカムスマホ割」として最大13ヵ月間、月額1500円割引しており、合計で最大1万9500円安くなる。
ドコモ契約の人が機種変更時に適用する場合は、FOMA携帯電話からであることが必要だが、他社から乗り換えるMNPの場合は、受付時にフィーチャーフォンを使っていることを確認するだけなので、格安SIMを最新のガラホに挿入して使っている人も対象になった例が報告されている。フィーチャーフォン利用者なら、MNP契約時には忘れずに携帯電話を持参して「ウェルカムスマホ割」の適用を申告しておきたい。
なお、auは同様に翌月から月額料金を1年間1000円割引く「スマホ応援割」と、対象機種の購入時に割引く「初スマホ割」を実施、ソフトバンクも月額料金を1年間1980円割引く「ガラケー→スマホ割」を実施している。
通常であれば、端末目当てにドコモなどに一時的に乗り換える方法はあまり得策でないかもしれないが、フィーチャーフォンを使っているという条件をクリアするなら、安い維持費で契約でき、スマートフォンも入手できる可能性がある。ドコモに限らずau、ソフトバンクでも今後オトクな条件が出てくるかもしれない。
手続きが面倒でないなら
綿密な計算の上で乗り換えも
ドコモが販売するiPhone XRなどの売値が大幅に安くなったものの総費用を計算するとあまりお得になってないこともわかった。しかし、販売店独自の割引やお得になる条件を重ね合わせることで、格安SIMから一時的に乗り換えても大きく費用を抑えることができるかもしれない。
フィーチャーフォンからの乗り換えだけでなく、光ファイバーなど固定回線の組み合わせや家族割、学割などの適用でもドコモ、au、ソフトバンクの利用料を大幅に安くする方法がある。
3大キャリアの端末価格が安いことに飛びつく前に、毎月の料金、乗り換えのための手数料や違約金なども含めたコストが、自分にあった条件か、月々の支払いが思わぬ高額になりやしないかなどもよく確認してから検討し、良い条件を見つけてほしい。

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