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マキタBluetoothラジオのカッコ良さと扱いやすさは唯一無二

2018年11月24日 12時00分更新

文● 四本淑三

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マキタバッテリーの充電機能が欲しい

 初代の発売から10年以上経過して、ややレガシー感はあるものの、ヘヴィーデューティーな機材の持つカッコ良さ、扱いやすさは、この製品にしかない美点だ。それでも要望はある。

 これだけ筐体が大きいのだから、そろそろマキタバッテリーの充電機能を付けることも考えて欲しい。急速充電は必要ない。AC駆動時にじんわり充電されているだけでいい。バッテリーさえ中に入れておけば、いざというときに使えるオールマイティーな電源が、強固なシェルの中に温存されているという安心感。これは災害対応機器としても最高だ。充電機能、ぜひお願いします。

 ほぼライバル不在の製品だが、比べるとすれば以前レビューしたマキタのBluetoothスピーカー「MR200」(と、後に発売された大型液晶付きUSBメモリー対応の「MR202」も含む)かなと思う。

 MR200はモノラル、MR108はステレオという違いはあるが、再生レンジの広さに関してはMR200の方が優秀。磁性流体ツイーター付きの2ウェイ構成で、メインスピーカーの口径も101.6mmと大きいのが理由だ。同じバッテリーを使った際の出力も大きく、MR108はBL1860Bで総合7Wだが、MR200は10Wも出る。実際、あのスピーカーの音はちょっと衝撃的だった。

 おまけにMR200にもUSB充電機能があって、こちらは5V/2.1A仕様とよりパワフル。モバイルバッテリー兼用Bluetoothスピーカーとして十分選択肢に入る。機構設計的にもずっとしっかりできていて、使って気持ちがいいのもMR200の方が上手だと思う。

 ただ、やっぱりラジオの有無は大きい。災害時に強いというだけでなく、操作パネルの印象からくるMR108のロボ感も、ラジオという仕組みを内蔵したことによるものだと思う。特になにも考えず、単純にカッコがいいからと選んでも、やっぱり役に立ってしまうのだ。カッコいいと思ったら、迷わずどうぞ。

四本 淑三(よつもと としみ)

北海道の建設会社で働く兼業テキストファイル製造業者。

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