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VxRailのVCFサポート、VxBlockのvRealize Suite連携などハイブリッドクラウド機能強化

Dell EMC「VxRail」「VxBlock」でVMware製品との連携強化

2018年11月21日 13時50分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 デルとEMCジャパン(Dell EMC)は2018年11月21日、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)製品「VxRail」およびコンバージドインフラ(CI)製品「VxBlock System 1000」における機能強化を発表した。VxRailでは「VMware Cloud Foundation(VCF)」のサポート、「SmartFabric Service」によるネットワーク設定の自動化、最小2ノードの小規模構成対応などの強化点がある。

Dell EMCのHCIアプライアンス「VxRail」

 VxRailではまず、管理ツールの「VxRail Manager」および「VMware vSphere」が、同社ネットワーク製品のOSである「Dell EMC Networking OS10 Enterprise Edition」のSmartFabric Serviceと連携することで、ネットワーク認識やネットワーク構成設定を大幅に自動化、シンプル化する。具体的には、ネットワーク構成ステップが「最大98%自動化」されるとしている。

 さらにVCFへの対応によって、「VMware Cloud on AWS」などのVCFベースで構成されるパブリッククラウド環境への拡張や、ハイブリッドクラウド環境のシンプルな統合管理が可能となる。「VMware Site Recovery」もサポートしており、簡単な操作によるクラウドへのフェールオーバ/クラウドDR環境が構築できる。

 また最小クラスタ構成が従来の3ノードから2ノードへと変更され、より幅広い環境での導入が可能になった。コンピュートエッジの一元管理機能を提供するヴイエムウェアの「Project Dimension」(今後リリース予定)にも対応しており、VMwareベースでデータセンター/エッジ/ハイブリッドクラウドを統合する際のソリューションとなる。

 CI製品のVxBlock System 1000では、インフラ管理ソフトウェア「VxBlock Central」が新たに提供される。統合インタフェースを備えたVxBlock Centralはインフラ環境の認識、自動化、アナリティクスといった機能を備え、日常的な管理作業を簡素化するとしている。さらに「VMware vRealize Suite」との統合により、VxBlockベースでプライベートクラウド/ハイブリッドクラウドモデルのインフラ環境が提供できるとしている。

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