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5万円強で組める!「Athlon 200GE」搭載PC自作は超オススメ

2018年01月12日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●ジサトラ ハッチ

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 7000円前後という魅力的な価格を実現する「Athlon 200GE」だが、気になるのは、そのパフォーマンス。特にPC使用時間の大半を占めることになる日常作業系のCPUパフォーマンスは、ライトユースでは重要ポイントだ。

 インテルのローエンドCPUで、9000円前後の「Pentium Gold G5500」(2コア4スレッド、3.8GHz)と比較した加藤勝明氏のレビュー記事【「Athlon 200GE」はPentiumにGPU性能で勝るライトユースの決定版だ】から幾つか抜粋してみると、そのパフォーマンスは同等といった感じになっている。

 まずは、すべての動作のベースとなるCPUパフォーマンスを「CINEBENCH R15」と「PCMark10」のExtended Testの結果から見ていこう。

「CINEBENCH R15」のスコアー

「PCMark10」Extended Testの総合スコアー

「PCMark10」Essentialテストグループのスコアー

PCMark10」Productivityテストグループのスコアー

「PCMark10」Digital Contents Creationテストグループのスコアー

 コアとスレッド数は同じだが、Athlon 200GEより600MHz高いクロックで動作するPentium Gold G5500が、概ね優位なスコアーになっており、定番の「CINEBENCH R15」ではZenアーキテクチャで、クロックが低いこともあり、マルチスレッドで約11%遅くなっている。

 システム全体のパフォーマンスを計測する「PCMark10」でも、Pentiumの高い動作クロックが効いているが、Extended Testの総合スコアーは互角になっており、Essentialsテストなど、各テストではAthlon 200GEが圧勝または僅差となっているテストも見受けられる。

 また、日常作業のEssentials、表計算や文書作成といったオフィス系作業のProductivity、映像、写真の編集系作業のDigital Contents Creadtionの1,000円あたりのスコアーを求めてみると、Athlon 200GEが約1.2倍高スコアーと、コストパフォーマンス面はAthlon 200GEが優秀になっている。

Athlon 200GEとPentium Gold G5500のスコアー比較
Athlon 200GEPentium Gold G5500
PCMark10 Extended Test7000円前後9200円前後
Essentials70277655
1000円あたりのスコアー1003.86832.07
Productivity59126344
1000円あたりのスコアー844.57689.57
Digital Contets Creation23982437
1000円あたりのスコアー342.57264.89

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