災害備蓄用にも最適
カフェポッドのメリットは準備や片付けが簡単なこと。そして窒素ガスを充填したアルミパックに個別包装されているため、長期間の保存に耐えることだ。
私が購入した個体は、キリマンジャロが2019年12月22日、ブラジルが2020年1月28日、モカが2020年1月29日賞味期限だった。製造時期は不明だが、CM501DZの発売が2018年2月頃なので、同時発売とすれば1年半から2年程度は持つことになる。災害用備蓄用コーヒーとしても十分だ。
ちなみにアルミパックにも、パッケージの背景が反復利用されているが、キリマンジャロのみ、草刈機を持った人のシルエットだ。最近のマキタは草刈機をプッシュ中なのだ。
水の量だけ気を付ければ良し
カフェポッドの扱いは簡単だ。ホルダーにポッドを詰めて、コーヒーメーカー本体に装着し、専用マグカップとバッテリーを装着して、給水タンクに水を入れる。それで用意完了。
唯一気をつけたいのは水の量。タンクの水がなくなったらスイッチが切れる仕組みなので、適当にドバッと入れておくと、その全量がお湯となってカップに注がれる。だから一杯分ずつ、その都度、適量の水を入れてスイッチを押さなければならない。
カフェポッドの場合、120mlが指定の水の量。タンクに240/200/160/120mlの目盛りがついているし、専用マグカップの容量は240mlなので、半分を注げばOK。薄めや濃いめが好きなら、タンクに入れる水の量で加減できる。
スイッチを入れたら抽出開始だ。「ポタポタタタタテンテンテレレレ」と音がし始め、残り少なくなった水が「ジュルシュパー」と蒸気になったらスイッチが切れて抽出終了。その間4分。
コーヒーの味も、産地のキャラクターがわかりやすくておもしろかった。個人的な好みで言うと、ブラジルがとてもブラジルらしくて良かった。酸味と苦味の程よいバランス、ほんのり甘みが抜けてゆく後味。酸味が強いキリマンジャロはストロングで、モカは甘い香りにフルーティーな酸味。いずれも完璧であり、コンビニのコーヒーに出番はない。