最下位SKUが8コアになったCore Xシリーズの底上げ戦略
Core i9-9980XEはスゴイの?詳細スペックから検討する第9世代Coreと次期Core Xの価値
2018年10月09日 04時30分更新
Intelは現地時間10月7日午前10時ニューヨークにて、秋のデスクトップ向けCPUのイベントを開催し、メインストリーム向けのデスクトップCPU「第9世代Coreプロセッサー」とハイエンド向けのデスクトップCPU「Core Xシリーズ」(開発コードネーム:Skylake-X Refresh)の最新モデルを発表した。第9世代Coreプロセッサーは本日より予約開始で10月19日発売、次期Core Xシリーズは11月の販売を予定している。
発表会の中継では、詳細不明だったが、その後Intel Newsroomで、各モデルのスペックなどが判明したので紹介する。
第9世代Coreプロセッサーは「K付き」の3モデル
第9世代Coreプロセッサーは倍率ロックフリーのいわゆる「K付き」のCore i9-9900K、Core i7-9700K、Core i5-9600Kの3モデル。
第8世代Coreと比べてみると、TB2.0時のブーストクロックが向上しているのが目を引く。また、Core i7でハイパースレッディングが切られているのが気になるところ。8コア/8スレッドと6コア/12スレッドの対決に注目が集まるだろう。価格は同セグメントで比べると若干ではあるが高価になっており、Core i9-9900KはCore i7-8700Kよりも118ドルほど高い。日本円換算で1万3000円程度の差になるかもしれない。
なお、第9世代CoreはIntel Z370チップセット搭載マザーボードでもBIOSの更新で使える。逆もまた然りで、第8世代CoreプロセッサーをZ390チップセット搭載マザーボードでも使えるので、幅広い組み合わせが可能だ。