世界市場を賑わせている中国のOPPO、VivoそしてOnePlusはその起源を同じAV機器メーカー、BBK(歩歩高)にたどることができます。中国では老舗かつ広く名前を知られているBBKの携帯電話、スマートフォンの歴史を追いかけます。
家電メーカーBBKがOPPOとVivoを生み出した背景とは
BBK(歩歩高電子)は1995年創業の中国では老舗の家電メーカーです。前身は電子辞書やファミコンクローンを手掛けていた小霸王社で、経営の対立などからBBKが独立したもの。その後はVCDプレーヤーや学習電子機器などの製造を手掛けます。古い時代から海外輸出を考えた品質の高い製品を手掛けていたのも特徴で、自社工場で開発から生産まで担う姿勢は今のOPPO、Vivoのスマートフォン製造に通じるものがあります。
また早い時代から有名芸能人を広告に使いブランド力を高める戦略をとりました。VCDではジェット・リー、DVDではアーノルド・シュワルツェネッガーを広告に採用したこともあります。広告でイメージを高めつつ、質の高い製品を買ってもらい顧客に満足してもらう、これもOPPOとVivoのここ数年の広告戦略と重なります。ちなみにBBKのDVDプレーヤーは中国国内でシェア1位になるほど売れまくりました。
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