このページの本文へ

衝撃のマヨネーズアイス 自作してみた結果

2018年08月13日 18時00分更新

文● ナベコ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ごきげんよう、アスキーのグルメ担当ナベコです。「マヨネーズアイス」って興味はありませんか? スコットランドのとあるアイスクリーム屋さんで大胆にもマヨネーズを使ったアイスクリームがあるとネットで話題になりました。

マヨネーズアイスを自作してみた

 マヨネーズアイスという言葉に衝撃を受け、この組み合わせはアリなものかと調べてみたところ、アイスの隠し味にマヨネーズを混ぜるというレシピがネット上でちらほら見られました。どうやらマヨネーズ×アイスはあり得ないわけではないようです。そこで、自分でもマヨネーズアイスを試してみました。

キユーピーマヨネーズとバニラアイスを用意。なお、スコットランドにあるマヨネーズアイスは「ヘルマン リアルマヨネーズ」を使うようです。日本だとメジャーなのがキユーピーなので、こちらでトライ。

 用意したのはバニラアイスとマヨネーズ。なお、バニラアイスは混ぜやすさを考慮して、マヨネーズを入れる前に少し食べて量を減らしておきました。これならカップに入れたままでも余裕がちょっとできて混ぜやすいです。

適当~にかけました。これくらいかな。

 バニラアイスの天面を半分くらい覆うくらいの量マヨネーズをのせて、混ぜ混ぜ……。難点なのが、バニラアイスとマヨネーズの色が同じように白くて溶け込んでしまうため、混ざったかが見た目で判断しづらい点。まあ、口の中で混ざっても同じでしょうと、私はかなりざっくりした混ぜ具合で食べてしまいました。

予想以上にマヨが強かった!

 見た目はふつうのバニラアイスですが、味はどうでしょうか。おそるおそると食べてみました。いただきまーす。

 う、む。予想通り混ぜ方にムラができてしまい、クチに入れるたびにちょっと違う味。ただ、マヨネーズが多い部分をクチに入れると、「バニラ」より「マヨ」が強烈で、完全にマヨネーズ味のアイスになりました。

見た目は違和感ありませんが……。

 玉子のコク深さやまろやかさ、塩味が広がり、最初から最後までずっとマヨネーズの雰囲気。酸味こそ明確には感じませんでしたが、おそらく酸味があるおかげでバニラ味と合わさってもマヨのコクが引き立ったものと思います。

 捕捉ですが、私はマヨネーズ好きで使用頻度も高いほうだと思っています。サラダにかける以外に、エイヒレやシシャモにマヨネーズを使いますし、豚肉の炒めものやキムチにもマヨネーズをかけたい派。ただ、マヨネーズの味は私の中でどうしても惣菜系のイメージなので、アイスを食べてマヨネーズの味がクチに広がると、惣菜なのかスイーツなのか混乱してしまいました。

マヨネーズは調味料の王様
だからこそ気品(味)が隠しきれない

 いや、まずいというわけではないのです。想像以上にマヨネーズだったということが衝撃でした。マヨネーズの味がとても強いため、隠し味にしたくても少し量が多いとすぐに個性が出てきて、その場合にアイスとしてのマヨネーズをどう受け入れるか戸惑ってしまう。

マヨネーズの個性が出てきてしまう。

 やはり、マヨネーズは数ある調味料の中でも王様であると私は言いたいです。コクやうまみの総量から出る圧倒的な存在感と、多くの食材と相性が良いという万能感があります。ですが、隠しきれない王家の気品(味)が、異なるフィールドに持ってくると違和感になってしまうというか。

 もちろんマヨネーズを飲めるくらいに好きという人にとっては願ってもないでしょう。バニラ味とマヨネーズの相性がいいというのは本当で「マヨネーズ味のアイスを食べたい」という目的であれば、バニラ味が違和感なくマヨネーズに溶け込んでくれることに感激するはず。

 ただし、マヨネーズは好きだけどあくまでマヨネーズは惣菜系の調味料であってほしい、バニラアイスはバニラアイスとして食べたいという人は、ちょっと考えたほうがいいかもしれません。そもそもそんな人はアイスにマヨネーズを混ぜないかもしれませんが、アイスに対してのマヨネーズの量の調整が難しく、隠し味というだけでは収まらない可能性があります。

興味ある人はお試しを!

 いずれにせよ、バニラアイスにマヨを足すだけでもマヨネーズアイスという新しい体験をすることができました。私としてはいろいろな想いも出てきましたが、こんなアレンジもあるのだという驚きと共にふっと息が漏れた次第です。繰り返しますが、決してまずいというわけではありません(個人差によるかもしれない)し、ものは試し。興味ある人はチャレンジしてみてはどうでしょうか!



■「アスキーグルメ」やってます

 アスキーでは楽しいグルメ情報を配信しています。新発売のグルメネタ、オトクなキャンペーン、食いしんぼ記者の食レポなどなど。コチラのページにグルメ記事がまとまっています。ぜひ見てくださいね!

書いた人:記者ナベコ

デジタル媒体アスキーでなぜか食べ物の記事ばっかり手掛けている人。3度の飯を食らいつつ酒をがんがん飲んでいる。好きなジャンルはビール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワインなど高アルコール全般。苦手なお酒は甘いカクテル全般とスピリタス。酒豪ではなきにつき鯨飲した翌日はSNSからも消える。Facebookやっています。

カテゴリートップへ

もぐもぐ動画配信中!
アスキーグルメ 最新連載・特集一覧