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サウジアラビア、女性の運転解禁でドライバーが人気職種に

2018年07月11日 11時27分更新

文● Erin Winick

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サウジアラビアが女性による自動車の運転を解禁した。女性たちはいま、初めてハンドルを握っている。

サウジアラビア政府は2018年6月末、数十年に渡って禁止してきた女性による自動車の運転を解禁した。解禁方針は昨年9月に発表され、以来、中東におけるウーバー(Uber)のライバル企業カリーム(Careem)には、ドライバーとしての就業を求める2000人を超える女性からの応募が殺到した。

カリーム初の女性ドライバー(カリームでは「キャプテン」または「キャプテニア(Captainah:キャプテンの女性版)」と呼ぶ)はすでに仕事を始めている。女性ドライバーの誕生は、単に女性が収入を得る機会となるだけではなく、 他の働く女性に対して信頼性の高い移動手段を提供するのにも役立つ。

乗客の多くは女性キャプテンが迎えに来ることに抵抗がない。だが、女性ドライバーはまだ厳しい戦いに直面している。「私は女性の運転を支持しますが、もしウーバーに依頼して、女性ドライバーが来たらキャンセルすると思います」とジッダに住む大学生、アジズ・アハマドはウォール・ストリート・ジャーナル紙の取材に話した。「女性が親類関係にない男性と車中で2人きりになるのは、良くないことだと思います」。

3月以降、ウーバーは女性を対象とした自動車教習費用として25万ドル以上を提供してきたが、ウーバーのドライバーとして働き始めた女性はまだ1人もいない。

カリームは今後2年間のうちに、中東全体で2万人の女性をドライバーとして雇用する計画だ。

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