Adobe SignとMicrosoft Dynamics 365の連携強化も
Adobe PDFサービスがOffice 365との連携を強化
2018年06月20日 18時15分更新
米アドビは6月19日(現地時刻)、Adobe Document Cloud製品群の強化機能を発表した。PDFとMicrosoft Office 365の連携が強化され、販売プロセスの自動化などが可能になるほか、Adobe Signがアップデートされるという。
今回のアップデートでUIが新しくなるほか、オンライン版のWord/Excel/PowerpointのリボンにAdobe PDFメニューが追加。フォント/書式/レイアウト/パスワード保護が保持されたまま、各種OfficeドキュメントをAdobe PDFファイルへと変換できるようになるという。
SharePoint/OneDrive内からのAdobe PDFサービス利用にも対応。さまざまな種類のファイルをひとつのPDFにまとめられるほか、モバイルデバイスやPCからPDFファイルを編集可能なWord/Excel/PowerPoint/RTFファイルへと変換できるようになるとしている。
同時にAdobe SignとMicrosoft Dynamicsの連携機能も強化。LinkedIn Sales Navigatorから顧客の詳細情報をリアルタイムで取得可能になり契約に関わるエラーが軽減されるという。加えてDynamics 365マルチステップワークフローへのAdobe Sign組み込みにも対応、販売プロセスを自動化できるという。FedRAMP Marketplaceでのクラウドセキュリティー「FedRAMP Tailored」認証も正式に取得した。
Adobe PDFサービスとMicrosoft Office 365との連携機能は、Adobe Acrobat DCのグループ版/エンタープライズ版で提供。Dynamics 365対応のAdobe Signはエンタープライズ版で利用できる。