電通は6月18日、スポーツ・エンターテインメントコンテンツ体験の第1弾として、リアルとVRを行き来する新しいスポーツ観戦体験のためのプロトタイプ「Fanglass」の開発を発表した。
FanglassではVRゴーグルを使い、サッカーであればゴール裏やVIPラウンジなどさまざまなアングルからスポーツを楽しめるという。
その場を共有する感覚で観戦が楽しめる「ソーシャルVR機能」を搭載。離れたところにいる仲間がVRの中にアバターとして現れ、一緒に好きなチームの応援や次の展開の予想などができるという。
UIやUXはライブライクの技術をベースに、スポーツ観戦体験に最適化した。VR操作ができる「Face Flick」は顔を向けることで直感的に欲しい情報を選択できるとしている。既存のVRによるUIにとらわれることなく、エントリーユーザーの利便性を念頭に設計したとのこと。
ゴーグルは開いた状態から一瞬で磁石によって組み上がる特殊設計で、スマホを入れて使用するという。
同社は今後も、VR/ARを広告ビジネスだけでなく、顧客企業やパートナー企業とのビジネス開発にも利活用することで、VR内のスポーツ視聴体験において、まったく新しいサービスやソリューションの開発を進めるとしている。