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タニタ、体臭や加齢臭などをセルフチェックできるセンサー

2018年06月19日 11時50分更新

文● 上代瑠偉/ASCII

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 タニタは6月18日、体臭や加齢臭、強すぎる香水の香りなど、気になるからだの「におい」をセルフチェックできる、においチェッカー「ES-100」を発表した。センサーをからだの気になる部位に当てるだけで、においの強さをレベル0からレベル10までの11段階で測定・表示できるエチケットアイテム。においを「見える化」することで、においをケアする身だしなみの新習慣をサポートするとのこと。カラーはブラックのみ。販売開始は7月1日からで、想定価格は1万3824円。

 近年、体臭や加齢臭などにおいへの関心が高まっている。制汗・消臭剤などデオドラント市場は年々拡大しており、各社からさまざまな商品が発売されているという。また、強すぎるにおいが周囲に不快感を与える「スメルハラスメント」という言葉も一般に浸透してきおり、職場における「においケア」に関するセミナーを実施する企業が増えているとのこと。

 からだのにおいのもとになるのは皮膚ガスで、代表的なにおいとして挙げられるのが「加齢臭」「疲労臭」「汗臭」だという。これらの原因となる成分は数100種類あるといわれている。ES-100は、汗に含まれる成分を代表的な「におい物質」として選定し、独自のアルゴリズムを用いてにおい成分を推定することで、においの強さをレベル表示することに成功。香水や芳香剤などのにおいの強さにも反応するので、あらゆるマネジメントに役立てられるとする。

 センサー部分を開くと自動的に電源が入り、首まわりや頭部、脇など、においが気になる部位に約10秒間センサーを近づけるだけで測定が終了する。レベル5を超えると、においケアが必要なデオドラントサインだとしている。

 大きさは収納時で約幅94×奥行25×高さ52mmで、質量は約60g(本体のみ)。ポケットに入るコンパクトサイズで、人と会うときや電車に乗る前など、気になったときにすぐに使用可能。また、センサー部分は2000回(または1年間)の測定ができ、別売りのセンサーカートリッジに交換することで、継続して使用できるとのこと。

 ES-100は、接客や商談といったビジネスシーンだけではなく、デートなど人と身近に接する場面の事前セルフチェック需要を見込んでおり、体臭を意識しはじめる40代から50代の男性ビジネスパーソンをメーンターゲットに、年間1万台の販売を計画しているという。

 タニタでは口臭をはかる「ブレスチェッカー」、アルコールチェックができる「アルコールチェッカー」を「エチケットチェッカー」シリーズとして展開中。ES-100を起点に、身だしなみの新習慣「においケア」の啓発に取り組んでいきたいとしている。

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