After Effects 2018 (15.1.1)
After Effects 2018 (15.1.1) は岡田氏が用意したプロジェクトファイルを実行する形式のベンチマークになっており、LightとMedium、Heavy、Ultraの4つが用意されていた。
Heavyでの処理終了までの速度が速ければ(体感的に許せれば)OKといったもので、Ultraについては自作PCマニアがよく発病する「とにかくすごく重いベンチを走らせたい病」によるものと思われる。ともあれ、編集作業で遭遇しがちな負荷傾向を前提としたプロジェクトファイルだ。
ここまでKurzweilの性能の高さが目立っていたが、このベンチマークではDAIV-NG7620M2-M2S10やMSI GS65-8RFのスコアが目立つ。アプリケーション側の対応もあるが、コア数がすべてではない展開だ。
なおAdobe系アプリケーションはだいたいCPU勝負になりがち。GPUも必要は必要だが、もっぱらVRAM確保のためという人が多いようだ。
Premiere Pro 2018 (12.1.1)
Premiere Pro 2018 (12.1.1)はエンコード速度を計測するものだ。以下のように3つのパターンが用意されている。GoPro Cineform HDからH.264 HDへのエンコード、GoPro Cineform UHDからH.264 UHDへのエンコード、GoPro Cineform UHDからH.264 HDへのエンコード。
Davinci Resolve 14
Davinci Resolve 14は、Standard Candleというユーザー間でDavinci Resolve向けの性能評価に長く使用されているプロジェクトファイルが採用されていた。
Davinci Resolveはリアルタイム作業が前提になっており、ターゲットとしているフレームレートで安定することが第一で、CPUとGPUだけでなく、ソースの読み込みもあるため、ストレージ性能も重要になる。
検証用の動画ソースに対してブラーやノイズリダクションをかけて、フレームレートが安定するのかを見るというシンプルなもので、また4.6KソースやREDのRAWソースによるテストも実施されていた。
