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「キャッシュレス化」反対は7.7% スマホ所有者アンケート

2018年06月14日 12時00分更新

文● 上代瑠偉/ASCII

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 MMD研究所は6月13日、スマホを所有する7956人を対象に実施した「2018年5月 モバイル決済 利用者・未利用者比較調査」の調査結果を発表した。

 利用しているカードタイプの電子マネーを聞いたところ、都会在住者の81.4%、地方在住者の71.6%は「カードタイプの電子マネーを利用している」とわかった。

 カードタイプの電子マネー利用者6071人に、カードタイプで利用している電子マネーを聞いたところ、都会は「交通系の電子マネー」が63.6%、「nanaco」は40.2%、「WAON」は35.7%。地方は「WAON」が46.3%、「nanaco」は40.0%、「交通系の電子マネー」は38.7%だった(複数回答可)。

 モバイル決済を利用したことがある、または興味があると回答した都会在住の2466人、地方在住の2482人(計4948人)に、モバイル決済を利用するシーン(利用したことがない人は、利用したいと思うシーン)を聞いたところ、「コンビニエンスストア(駅以外)」は都会が35.5%、地方が36.1%、「自動販売機」は都会が21.4%、地方は18.5%、「交通機関(交通費の支払い)」は都会が20.8%、地方が16.1%だった(複数回答可)。

 事前調査で「交通機関以外でモバイル決済を利用している」と回答した444人、「興味はあるがモバイル決済を1度も利用したことがない」と回答した523人(計967人)に、東京オリンピックに向けてキャッシュレス化を進める取り組みが進んでいるなか、キャッシュレス化についてどう思うかを聞いたところ、「キャッシュレス化に賛成」「どちらかというとキャッシュレス化に賛成」は66.6%。一方、「キャッシュレス化に反対」「どちらかというと、キャッシュレス化に反対」は7.7%だった。

 事前調査で「興味はあるがモバイル決済を1度も利用したことがない」と答えた523人に、利用してみたいモバイル決済のタイプを聞いたところ、スマホをかざす(タッチする)モバイル決済は「とても利用してみたい」「やや利用してみたい」が62.2%。一方、スマホでQRコードを表示させるモバイル決済は「とても利用してみたい」「やや利用してみたい」が33.3%だった。

 また、モバイル決済に関して魅力的に思うこと、性格などからクラスター分析を実施した。もっともモバイル決済の利用率が高いのは「クラスター4:スマホ大好き好奇心旺盛タイプ」が58.2%、「クラスター1:何となく流されてみるタイプ」が55.0%だった。

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