任天堂が13日深夜2時、「Nintendo Switch」向けの新作ゲームを発表した。ゲームイベント「E3 2018」にあわせた生放送「Nintendo Direct: E3 2018」の中で。多くのファンが発表にわく一方、コアなファンは肩を落としている。
ツイッターでトレンド第1位に入るほど反響が大きかったのは、Nintendo Switch向け対戦型アクションゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(12月7日発売・7776円)。「マリオ」や「カービィ」など人気のキャラクター同士で対戦できる、1999年の初代タイトル発売以来の人気作。新作は新作ゲームのキャラクターを含む合計66体というシリーズ最多のキャラクターが登場する。
発表に失望を見せたのは、『ぼくは任天堂信者』という著作もある任天堂コアファンの漫画家ピョコタンさんだ。任天堂は今年5月、来年3月までに合計2000万台の「Nintendo Switch」を販売するという強気の目標を打ち出しているが、今回の発表内容では厳しいのではないかという。
「9月からはオンライン有料化も決まっている中、11月のポケモンまでキラータイトルがなく、唯一の希望だったスマブラが12月発売というのは厳しいなというのが正直な感想です。発表自体もスマブラ以外はオマケレベルでしたし」
任天堂はいままで一部無料で提供していたNintendo Switchのオンラインプレイ機能を9月から月額300円(年額2400円)に有料化する計画だ。人気のポケットモンスターシリーズ最新作「ポケモン Let's Go! ピカチュウ・イーブイ」は11月16日発売だ。販売台数を伸ばす人気タイトルという「山」が遅すぎる。
発表を受けて任天堂の株価は4万620円から3万9580円まで下げた(6月13日午前10時時点)。「Wiiの後期やWii Uのときと同じように、Switchもソフト不足が原因で失速していく気がして心配です」(ピョコタンさん)
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書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、家事が趣味。赤ちゃんの父をやっています。育児コラム「男子育休に入る」連載。Facebookでおたより募集中。
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※お詫びと訂正:初出時、オンラインプレイ機能の年額を4500円としていましたが、年額4500円は最大8アカウントまで利用できるファミリープランの年額です。通常の個人プランは年額2400円です。お詫びして訂正します(14日)