今後、ラグビーワールドカップや東京オリンピック/パラリンピックの開催で標的型サイバー攻撃が多発すると予測
IDC Japan調査、セキュリティー市場の成長予測を発表
2018年05月30日 14時00分更新
IDC Japanは5月28日、国内情報セキュリティー市場の成長予測を発表した。
2017年のセキュリティー製品市場規模は前年比5.1%増の2973億円となっており、今後のソフトウェア製品とアプライアンス製品を合わせたセキュリティー製品の市場は2017年~2022年の年間平均成長率が3.9%。市場規模は2017年の2973億円から2022年には3602億円に拡大すると予測している。
また、コンサルティングやシステム構築、運用管理、教育/トレーニングサービスを含むセキュリティーサービスの市場は、2017年~2022年の年間平均成長率が5.4%、市場規模は2017年の7581億円から2022年には9870億円に拡大すると予測。
分析ではこの先2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック/パラリンピックと大規模なイベントにおいてサイバー攻撃が多発すると予測。今後の対策として、機械学習機能などAIによる高度な脅威インテリジェンスを活用した外部脅威対策製品間の連携ソリューション、各社APIを公開することで連携した脅威対策などが必要としている。