米Facebookは5月24日(現地時間)、ユーザーにプライバシーに関する情報について確認するよう順次通知を送ると発表した。
同社は、ニュースフィードが表示されたとき、広告や顔認識機能、プロフィールで共有している情報の詳細について確認するよう通知を送る。EU加盟国のユーザーには「一般データ保護規則(GDPR)」施行の準備として、すでに通知している。今回、世界中のユーザーに対し通知が送られることとなる。
通知の内容としては、同社がどのようにパートナーからデータを利用しているかについてや、プロフィールで公表している政治観、宗教・信仰、交際ステータスについて。また、4月に発表したサービス規約/データに関するポリシーの更新についてなどだ。
ユーザーには、選択している設定内容の要約が表示され、現在使用していない機能については表示されない。たとえば、すでに顔認証技術を用いた機能や、パートナーからのデータに基づいた広告表示機能を使用しないように設定していた場合、再度機能を使用するよう求めることはないとのこと。
ユーザーが選んだ設定内容は、起動時の画面にも反映される。今回の通知を受けて変更した設定内容についても、一般アカウント設定の画面、もしくはプライバシーセンターからいつでも変更できるという。
今後同社は、数ヵ月間かけてプライバシーに関するさらなる情報を知らせるとともに、「履歴のクリア」機能に対する意見を含むユーザーからのフィードバックをもらう予定とのこと。