バトロワ人気の火付け役
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
iOS/Android/Windows/Xbox One
基本無料(モバイル)/3300円(Windows)/3132円(Xbox One)
PUBG Corporation
http://pubg.dmm.com/
PUBGは昨年3月にPCでリリースされたゲームだ。価格は3300円。Xbox One版(3132円)やモバイル版(基本無料)もリリースされており今日のバトルロイヤルゲームブームを作った作品と言える。
ゲームは飛行機からプレイヤーがパラシュートで降下するところからはじまり、ダメージを受けない「安全地帯」が時間経過で狭まっていく中、フィールド内の様々な装備を使い、最後の1人になるまで殺し合うという流れだ。
武器以外に車やボートといった乗り物があり、安全地帯にギリギリまで向かわず物資を探し回る戦法も取れる。ただし乗り物は大きな音がするためほかのプレイヤーに見つかりやすいリスクもあり、使うかどうかはプレイヤー次第だ。
PUBGに登場する武器は実在の銃がモチーフとなっており、リアル系シューティングゲームや銃での撃ち合いが好きなゲーマーに好まれている。
ゲームモードはTPSモード(三人称視点)とFPSモード(一人称視点)の2種類を用意している。TPSは屋内や遮蔽物などに身を隠しながら周囲を索敵できるが、FPSは索敵するとき体をさらすリスクを取ることになる。
ゲーム性に国民性の違いが出ているのかは分からないが、日本をはじめとしたアジア勢にはTPSモードが人気で、ヨーロッパや北米はFPSモードが人気だ。
余談だがバトルロイヤルゲームで1位になったときの「ドン勝だ!」という喜びのセリフは、PUBGの運営が「意図的に誤訳した」と主張している勝利セリフが元となっている。
PC持たないユーザーが支持する
「荒野行動」
iOS/Android/Windows
基本無料
NetEase
https://www.knivesout.jp/
荒野行動は昨年11月にiOS版/Android版をリリースしたスマートフォン向けゲームだ。どちらも基本無料。今年3月にはPC版(基本無料)もリリースしている。
本作は「PCを持っていないけれどPUBGがしたい若者」層を中心に爆発的な人気となった。App Storeの無料ダウンロードランキング1位を長期間にわたって維持してきたと言えば、人気ぶりがよく分かるだろう。
ゲーム内容はPUBGにとてもよく似ており、上述しているPUBGがそのままモバイルになったと思ってしまって構わない。リアル系シューティングだが、モバイルでも快適に動作する作りのためややカジュアル寄りの印象を受ける。
ゲームモードはやはりTPSとFPSの2種類があるが、荒野行動のFPSモードは5月17日に追加されたばかりの新機能。基本的にはTPSモードのみが遊ばれている。
建築要素で大人気となった
「フォートナイト」
iOS/Windows/Mac/PlayStation 4/Xbox One
基本無料
Epic Games
https://www.epicgames.com/fortnite/ja/home
フォートナイトは昨年9月にPC版/Mac版/PS4版/Xbox One版をリリースしたゲーム。いずれのハードも基本無料だ。正確にはフォートナイトというゲーム内の「バトルロイヤルモード」を無料で提供している。
特徴はなんと言っても建築要素だ。ゲーム中に入手した資材を消費して、壁、床、階段といった建築パーツをクラフト可能。パーツを組み合わせて大きなタワーや砦といった拠点をマップ上に建築できる。
建築要素があるおかげで、PUBGや荒野行動にあった安全地帯の場所による有利・不利をプレイヤースキルで解消できるようになった。分かりやすく言えば「運要素」を極力排除できるようになっている。
また、建築要素があるため「有利な場所にこもってほかのプレイヤーを待つ」よりも「歩き回ってほかのプレイヤーを探し、不利だろうが建築を使って有利ポジションを作り上げて勝つ」という「待たないプレイスタイル」も生まれた。
これが大当たりした。基本無料であること、必要スペックが低いこと、グラフィックがカジュアルであり受け入られやすかったことなどが要因で、フォートナイトは後発ながらも爆発的ヒット作となっている。
ちなみにゲームモードはTPSしか用意されていないが、PUBGや荒野行動のように視点だけを自由に動かせないため、見やすさはTPS、リスクはFPSと両方をかけあわせたようなモードになっている。
最後に各ゲームの人気や動向をまとめ、いまバトルロイヤルゲームのトップを走っている、いちばんアツい作品を紹介する。