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アスキー・ジャンク部リターンズ 第215回

「コメダ珈琲店」試食会レポート前編:

コメダ「飲むコーヒーゼリー」ジェリコ新作がウマい!

2018年05月17日 18時15分更新

文● モーダル小嶋/ASCII

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「ジェリコ ミルクコーヒー」「同 カフェモカ」
コメダ珈琲店
4月23日発売
いずれも600円(一部店舗で価格が異なる場合あり)
http://www.komeda.co.jp/info/campaign.php#id_1762

飲む、食べる、混ぜる……
コメダの新感覚デザート新作がいいぞ

 先日、コメダ珈琲店の新商品試食会があったので参加してきた。どれもおいしかったです。ごちそうさまでした。

 ……これだけだとさすがに「なめてるのか」と思われそうなので、もう少し詳細に続ける。試食会では、おなじみ「シロノワール」の新作、「コメダ名物かき氷」の新作、「ジェリコ」季節限定・新作フレーバーが2つ出てくる盛りだくさんぶりだった。ちなみに参加した報道陣の中で、すべてのメニューを完食したのは自分だけ。コメダの広報の方が「えっ? すべて食べきったんですか?」と不思議な目を向けていた。恐縮です。

 何しろ量が多かったので、今回は前後編に分けてレポートをお届けする。前編では、コメダ珈琲店の名物「ジェリコ」を紹介しよう。

珈琲ジェリーとアイスコーヒーを組み合わせた「ジェリコ」

 ジェリコといってもジャズ・スタンダードになった「Joshua Fit The Battle Of Jericho(ジェリコの戦い)」ともプロレスラーのクリス・ジェリコとも関係なく(たぶん)、コメダ珈琲店オリジナルの、ゼリーの食感を楽しめるコーヒードリンクのことだ。現在は、アイスコーヒーとコーヒーゼリー、仕上げにホイップクリームをのせた「ジェリコ 元祖」がレギュラーメニューとなっている(560円)。

 特徴は、店内で手作りしているコーヒーゼリー。味わうためのストローにもこだわりがあり、口径のサイズは9mm。太すぎるとゼリーが入りすぎて味わいが損なわれ、細すぎるとかえって吸いづらい。太さの異なるストローを何本か試して行きついた太さだという。

 初登場は2014年。2015年には「チョコナッツジェリコ」「塩キャラメルジェリコ」、2016年には「カフェモカジェリコ」が登場している。

ジェリコの歩み

2018年のジェリコは「ミルクコーヒー」「カフェモカ」

 最新のジェリコは、名物メニュー「アイスミルクコーヒー」の味わいを落とし込んだ「ジェリコ ミルクコーヒー」と、2016年に発売されたものをリニューアルした「ジェリコ カフェモカ」の2種類。4月23日から発売されており、いずれも価格は600円(一部店舗で異なる場合あり)。

「ジェリコ ミルクコーヒー」(右)、「ジェリコ カフェモカ」(左)

ミルクコーヒーは甘すぎないのがよい

ジェリコ ミルクコーヒー。ミルクという名の通り、色は白に近いぐらいだ

ポイントはやはりミルクコーヒーで、ほのかな甘さが特徴

 ジェリコ ミルクコーヒーは、人気のミルクコーヒーをテイストをジェリコにアレンジしたもの。ミルクコーヒーのほのかな甘味と、コーヒーゼリーのバランスが特徴だとしている。

 過去に「チョコナッツ」や「塩キャラメル」などのスイーツ感覚を押し出した限定商品を出しているにも関わらず、今回あえてシンプルなミルクコーヒーをテーマにした背景には、「原点回帰」の考え方があるとのこと。コメダでは昨年から原点回帰をスローガンとしており、あらためてコーヒーを大事にしようという理念があるそうだ(このスローガンがあとで紹介する「コメ黒」にも繋がるといえる)。

ホイップクリームを混ぜながら食べることで味がまろやかに

 さっそく食べてみると、うん、上品。コメダのコーヒーというとしっかりした甘味をイメージする人も多いかもしれないが、甘すぎない。一口目で「おっ、甘くない」とおどろいたほどだ。まったく甘味がないというわけではないが、あくまでほのかなレベルにおさえている。

 そのため、コーヒーゼリーのほろ苦さがきちんとわかるようになっており、バランスがよい。くどくなくてゴクゴク飲める、暑い時期にピッタリのジェリコだと感じた。「甘すぎるのはちょっと」という人でもすっきり味わえるドリンクに仕上がっている。

カフェモカは満足感のあるスイーツになっている

ジェリコ カフェモカ。チョコの甘い香りが食欲をそそる

2016年のものからリニューアルし、甘さにこだわったという

 ジェリコ カフェモカは、ベースにまろやかでカカオの風味が香るというアイスココアを使用し、濃厚なクーベルチュールのチョコレートソースをあわせている。2年前のものよりアイスココアの比率を高め、より甘さを感じられるようにしたとのこと。現在販売されている2種類のジェリコ(元祖、ミルクコーヒー)と比較しても、もっとも甘い……とうたうほどだ。

チョコレートソースが味の決めて

 飲んでみると、よい意味でどっしりとした甘さがあり、満足感がある。一口飲んでみるだけでも、チョコソースの濃さに驚くことだろう。ココアの味に負けない濃厚なコクがあり、リニューアルしただけのことはある。こちらではコーヒーゼリーは、味のアクセントというよりは食感を楽しむものとなっている。

 ミルクコーヒーが、すっきりした甘さとゼリーのほろ苦さのバランスを味わうジェリコだとしたら、こちらはココアとチョコのテイストをたっぷり堪能する、満足感のあるスイーツとしてのジェリコだといえる。ドリンクというよりはデザート感覚で注文するのが正解だ。

コメダのコーヒーは甘いだけじゃない
本格志向の「コメ黒」もお見逃しなく

 さて、コメダが「原点回帰」をスローガンとして掲げていることは先述したが、まさしく喫茶店としての原点、コーヒーの味わいに尽力したメニューも用意している。2月から発売している新ブレンドコーヒー「コメ黒」だ。価格は520円(一部店舗では販売価格が異なる場合あり)。

 コメダ珈琲店のレギュラーメニューである「ブレンドコーヒー」では、コーヒーフレッシュと砂糖の両方をいれて飲むことが推奨されている。しかし、コメ黒はあくまでブラックで飲むコーヒーとして開発したものとのこと。

 コクのあるというブラジル最上級グレードの豆をベースに、香り高さが特徴というキリマンジャロの豆をブレンド。上品な酸味と深いコクに、はなやかな甘い香り、すっきりとした後味を楽しめる。

 開発の背景には、近年の消費者がもつ、コーヒーの味に対する本格志向がある。味わいそのものをしっかり楽しみたい層にも届く味にしたとのことで、520円というのはコメダ珈琲店では通常のコーヒーよりも100円ほど高いが、その価格でも受け入れられる自信があるという。

 飲んでみると、やはりレギュラーのコーヒーとは味わいが違う。どちらがよい悪いとは一概に言えないが、コメ黒はフルーティーな酸味が際立ち、後味もすっきりとしている。甘いコーヒーは苦手だという人でも安心して飲める、ブラックで飲むことを意識した完成度をほこっていると感じた。

 以上、コメダ珈琲店の名物メニューであるジェリコ2種類と、こだわりの一杯・コメ黒を紹介したところでレポート前半は終了。後半では、あのシロノワールをかき氷にした驚きの新作や、夏のシロノワール新作をたっぷり紹介する。

本記事の続きはコメダ珈琲店の試食会レポート「コメダのシロノワールかき氷になる 夏限定シロノワールも登場」になります。あわせてお読みください。


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