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サイドパネルの取り外しはドライバー不要、拡張もメンテナンスもラクラク

ゲーム初心者向け 新ケースのGALLERIA GAMEMASTERは親切設計だった

2018年05月09日 17時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●八尋/ASCII

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「GALLERIA GAMEMASTER GXF」

 様々なジャンルのゲームをストレスなく動作させるために最適化し、負荷の高いゲームも快適に遊べる性能の「GALLERIA GAMEMASTER」シリーズ。e-Sportsの大会でも公式パソコンに採用されるなど、信頼性も魅力となっている。今回紹介する「GALLERIA GAMEMASTER GXF」は第8世代CPUを搭載し、GPUにGeForce GTX 1070 Tiを採用している。

 従来のGALLERIA専用KTケースから一新し、メンテナンス性に優れ見た目も大幅に変わったGAMEMASTER専用GKケースを採用するGALLERIA GAMEMASTER GXF。今回は、外観や内部構造などを紹介しよう。

工具いらずであつかいやすい筐体

 GALLERIA GAMEMASTER GXFのサイズは、およそ幅210×奥行490×高さ450mmで、重量も12.5kgあるため、印象としては大きめと感じるサイズ。実際に使う場合には、きちんと置き場所を確保できるか考慮したほうがいいだろう。

 GAMEMASTER専用GKケースは左側面が強化ガラスとなっており、内部構造が一目瞭然。上部につけられたネジは指で回すのにちょうどよく、工具なしでガラスを外して増設やメンテナンスができる。また、右側面も同様に工具なしで外せる。

左側面は強化ガラスを採用し、取り外しも簡単

右側面も工具なしで外せる設計だ。拡張やメンテナンス時にいちいちドライバーを使わなくていいのは便利

 右側面には空気の取り入れ口があり、カバーを外すと大きなファンが2つ取り付けられている。

右側面のカバーを外したところ。左側にあるファンによって空気を内部に送るようになっている

右側面にはSSDが配置されており、こちらも簡単に取り換えられる

 右側面から筐体内部に取り入れた空気はCPUのファンと背面のファンで外部へ排出されるエアフローになっている。マシン上部に配置された電源ユニットへも空気が流れるようにファンがついており、こちらも背面から空気が排出される。

右側面から取り入れられた空気は、CPUにつけられたファンによって背面へ送られる。電源ユニットにもファンがついているのがわかる

 GPUにもファンがついているため、マシン下部からの空気で冷やせるようになっている。底面にも空気の取り入れ口があるので、そこから取り入れた空気で冷やす形だ。また、底面の吸気口はホコリが入らないよう、防塵フィルターが取り付けられており、スライドさせて取り外せるようになっている。

底面に取り付けられたフィルター。写真では筐体を倒しているが、パソコンを立てたままスライドさせて取り外せるので、お手入れも簡単

 右側面や底面、また前面から取り入れられた空気は背面のファンで排出されるので、パソコン内部を常に空気が流れて熱を排出し、安定した稼働を実現する。ただし、さすがにこれだけファンがついていると音が発生する。電源を入れている間、ファンによる低い駆動音がずっと聞こえる。決して大きなノイズではないが、無音というわけではないので音を気にする人は注意が必要だ。

高い拡張性と簡単に増設できる親切設計が魅力

 GALLERIA GAMEMASTER GXFは、筐体が大きい分、拡張性の高さにもつながる。拡張ベイは5インチが1つ、3.5インチと2.5インチのシャドウベイが2つずつ用意されている。拡張ベイへの取り付けも指先でできる親切設計になっており、工具なしで簡単に増設できる。なお、拡張スロットはPCI Express x16とx4が1基ずつ、PCI Express x1が4基用意されている。

指先で引き出して増設できる拡張ベイ

 外部出力も豊富に用意されており、USB 2.0から、転送速度の速いUSB 3.1 Gen2まで、合計10基のUSB端子があり、外付け周辺機器の接続もかなり余裕がある。パソコン前面にはUSB 3.0端子4基とマイク入力、ヘッドフォン出力が配置されており、ゲームをする際に使うヘッドセットやゲームパッドなどがすぐ接続できるようになっている。

前面に4つのUSB端子があり、必要な機器を簡単に接続できる

 背面にはUSB 2.0端子×2、USB 3.1 Gen1端子×2、USB 3.1 Gen2(Type-A)端子×2のほか、PS/2ポート、有線LAN端子、マイク入力、ライン入力、ライン出力端子を配置。映像出力はDVI-DとHDMIのほかDisplayPortが3基あり、拡張ポートなどを追加せずにマルチディスプレー環境が実現できる。

 付属するキーボードとマウスはUSB接続で、PS/2変換アダプターが1つ付属する。キーボードはゲームプレーを最大限考慮した「GALLERIA Gaming Keyboard」で、PS/2接続にした場合、24キー同時入力が可能(USB接続時は最大13キー)。シューティングゲームなどで便利なキーリピート機能があり、PS/2接続時には3段階設定も可能だ。

付属するキーボードとマウス。PS/2変換アダプターも1つついてくる

 「GALLERIA GAMEMASTER GXF」のストレージは500GB SSDに加え、SATA III接続の1TB HDDが標準装備されている。高速なSSDによりゲーム起動やシーンの切り替えなどがスムーズにできるで、ストレスなく遊べる。

 メモリーは8GB(DDR4 SDRAM 4GB×2)が搭載されている。このメモリーはDDR4-2666の高速メモリーとなっており、スロットも4基用意されている。

GALLERIA GAMEMASTERシリーズならではのゲーム動作サポート

 GALLERIA GAMEMASTERシリーズでは、40タイトル以上のゲームの動作をサポートしており、GALLERIA GAMEMASTER GXFももちろんその対象だ。サポートタイトルはすべて実機で動作確認がなされている。また、GALLERIA GAMEMASTERシリーズの登録ユーザーであれば24時間サポートを受けられるので、ゲーム起動などでわからないことがあれば、いつでもサポートを受けられるのも心強い。

 次回は各種ベンチマークを実施し、GALLERIA GAMEMASTER GXFの実力などを測ってみる。

試用機の主なスペック
機種名 GALLERIA GAMEMASTER GXF
CPU Core i7-8700(6コア/HT対応/定格3.20GHz/TB時最大4.60GHz/L3キャッシュ12MB)
メモリー 8GB PC4-21300(DDR4 SDRAM、4GBx2) スロット数4のうち2スロット使用
GPU GeForce GTX 1070 Ti(8GB GDDR5)
ストレージ 500GB SSD+1TB SATA 6Gb/s(SATA III)
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
接続端子(前面) USB 3.0端子×4、マイク入力、ヘッドフォン出力
接続端子(背面) USB 2.0端子×2、USB 3.1 Gen1端子×2、USB 3.1 Gen2(Type-A)端子×2、DVI-D、HDMI、DisplayPort×3、マイク入力、ライン入力、ライン出力、有線LAN端子、PS/2端子
電源 600W 静音電源((80PLUS TITANIUM/ATX-1860)
サイズ およそ幅210×奥行490×高さ450mmで
重量 12.5kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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