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エチオピアでブロックチェーンをコーヒーの品質改善に生かす

2018年05月03日 20時00分更新

文● 編集部

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エチオピアの科学技術省とIOHKは5月3日、エチオピア科学技術省で会見を開き、コーヒーのトレーサビリティーを実現するために、IOHKと共同でブロックチェーン技術を採用していくと発表した。同日、エチオピア科学技術省のGetahun Mekuria大臣とIOHKの共同創業者でCEOのCharles Hoskinson氏の間で調印式も開かれた。

エチオピアの科学技術省では、IOHKが開発したブロックチェーンの技術Cardano Businessを使ってコーヒーのサプライチェーンを改善していく計画だ。タブレットなどを活用しながら収穫から、農地の管理など様々な側面でトレーサビリティーを改善していく。加えてエチオピアでのエンジニアを育成するために、ブロックチェーンの技術者をサポートするための教育メニューを提供していく。これにはIOHKへの就職斡旋なども含まれるが、その枠にとらわれずグローバルで通用するブロックチェーン技術者の育成を主眼に置いているようだ。

この教育メニューはHaskell Schoolと名付けられている。エチオピアの政府と協力しながら30名から100名のデベロッパーを育成するという。女性のためのコースも用意するという。IOHKは教育機関と連携した施策をこれまでも実施しており、Haskell Schoolを卒業した生徒の一部については、イギリスのエジンバラ大学にある同社の中心的な研究拠点への留学も可能になるという。

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