さとうなおきの「週刊アジュール」 第29回
Azure SQL Databaseの新機能リリース祭り
Azure SQL Databaseに仮想コアベースの価格モデルが登場
2018年04月13日 12時00分更新
Azure Virtual Machines:Azure Managed Disksがゾーン冗長ストレージ対応
IaaSの仮想マシン機能を提供するAzure Virtual MachinesのAzure Managed Disks(管理ディスク)は、VM向けの永続ディスクストレージを提供します。
今回、Azure Managed Disksで、これまでサポートされていたローカル冗長ストレージ(LRS)に加えて、ゾーン冗長ストレージ(ZRS)に管理ディスクのスナップショットやイメージを格納する機能がGAになりました。
詳細は、更新情報「General availability: Azure zone-redundant snapshots and images for managed disks」、ドキュメントをご覧ください。
Azure Virtual Machines:Red Hat Update InfrastructureのIPアドレス追加
Azure Virtual Machines上のRed Hat Enterprise Linux VM向けのRed Hat Update Infrastructure(RHUI)として、新しいAzureリージョンと、それに対応するIPアドレスが追加されました。
詳細は、ブログポスト「General availability: New regions for Red Hat Update Infrastructure」、ドキュメントをご覧ください。
Azure ExpressRoute:通常の料金プランでのルートフィルター
Azure ExpressRouteは、オンプレミスからAzureへのプライベート接続を提供するサービスです。
1月に発表されていた通り、これまでExpressRoute Premium アドオンが必要だった「ルートフィルター」機能が、通常のAzure ExpressRouteの料金プランでも利用可能になりました。
詳細は、更新情報「Microsoft peering on ExpressRoute Standard SKU now available」をご覧ください。
監視サービス:価格モデルの変更
Azure Log Analyticsは、Azureやオンプレミス環境のリソースのログを収集、分析するサービスです。
Azure Network Watcherは、ネットワークのパフォーマンス、正常性を監視するサービスです。
Azure Monitorは、様々なAzureサービスの監視データを集約するサービスです。
Azure Application Insightsは、APM(アプリケーションパフォーマンス監視)ツールです。
今回、これらの監視サービスで、一貫性のある従量課金型の価格モデルが導入されました。データインジェスト(投入)に関しては、ノードあたりの価格モデルから、GBあたりの価格モデルに移行します。
詳細は、ブログポスト「Introducing a new way to purchase Azure monitoring services」をご覧ください。
Azure IoT Hub:Basicレベルの導入、Standardレベルの値下げ
Azure IoT Hubは、多数のIoTデバイスとの間で、セキュアで信頼性のある双方向通信を実現するサービスです。
今回、Azure IoT Hubの料金レベルとして、既存のStandardレベルに加えて、新たにBasicレベルが導入されました。
また、Standardレベルが半額に値下げされました。
詳細は、ブログポスト「Azure IoT Hub is driving down the cost of IoT」、ドキュメント、Azure IoT Hub の価格をご覧ください。
Azure App Service:PHPランタイムのアップデート
Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。
3月のアップデートに続いて、5月に、Azure App Serviceが組み込みで提供しているPHPランタイムの5.6、7.0、7.1、7.2がそれぞれアップデートされることが発表されました。
詳細は、ブログポスト「PHP Minor Version Update for May 2018」をご覧ください。
Power BI Embedded:3月のアップデート
Power BI Embeddedは、Power BIで作成した対話型のレポートを、カスタムアプリケーションに埋め込むことができる、ISV/開発者向けのサービスです。
Power BI Embeddedの3月のアップデートがリリースされました。
詳細は、ブログポスト「Power BI Developer community March update」をご覧ください。
それでは、また来週。
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