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さとうなおきの「週刊アジュール」 第20回

Azure ExpressRouteでCiscoとの提携強化

Azureがゲーム業界向けサービス強化へ、PlayFabを買収

2018年02月08日 07時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure ExpressRoute:Ciscoとの提携強化

 Azure ExpressRouteは、オンプレミスからAzureへのプライベート接続を提供するサービスです。

 今回、Ciscoとの提携が強化され、CiscoがAzure ExpressRoute向けにネットワーク構築に関するサービス「Cisco Solution Support」を提供することが発表されました。詳細は、ブログポスト「Cisco and Microsoft: Delivering fast, reliable, and secure cloud connection」をご覧ください。

 また、2017年11月にプレビューになっていた、Operations Management Suite(OMS)のNetwork Performance Monitor(NPM)を使ったAzure ExpressRouteの監視が、2月中旬にGAになることが発表されました。

Network Performance Monitorを使ったAzure ExpressRouteの監視

 Azure ExpressRoute経由でのPaaSサービス(Azure Storageなど)、SaaSサービス(Office 365など)への通信を監視する、Azure ExpressRoute向けのエンドポイント監視のプレビューも、2月中旬に利用可能になることが発表されました。

Azure ExpressRoute:ピアリング、ルートフィルターの拡張

 これまで、Azure ExpressRouteには、次の3つのピアリング(ルーティングドメイン)がありました。

  • Microsoftピアリング:SaaSサービス(Office 365、Dynamics 365など)への接続
  • Azureパブリックピアリング:パブリックIPアドレスを持つAzureサービス(Azure Storage、Azure SQL Database、Azure App Serviceなど)への接続
  • Azureプライベートピアリング:Azure Virtual Network内に配置されるVMなどへの接続

 今回、Microsoftピアリング、Azureパブリックピアリングが、Microsoftピアリングに統合されました。

Microsoftピアリング、Azureプライベートピアリング

 Office 365、Dynamics 365の特定のサービス、特定のAzureリージョンへのアクセスをAzure ExpressRoute経由にすることを設定できる「ルートフィルター」機能を使うには、これまでExpressRoute Premium アドオンが必要でした。今回、2月中旬に、通常のAzure ExpressRouteの料金プランでも、ルートフィルターを利用可能になることが発表されました。

 これまで、ビジネス継続性、ディザスター リカバリー(BCDR)の要件のためには、複数のピアリング場所でAzure ExpressRoute接続を行うことを推奨していました。今回、シンガポールで2つ目のピアリング場所が提供されました。これによって、シンガポール内で複数のAzure ExpressRoute接続を行うことが可能になりました。今後、他の都市でも2つ目のピアリング場所を提供していく予定です。

 以上、Azure ExpressRouteのアップデートの詳細は、ブログポスト「Azure ExpressRoute updates – New partnerships, monitoring and simplification」をご覧ください。

Azure Network Watcher:接続のトラブルシューティングがGA

 Azure Network Watcherは、ネットワークのパフォーマンス、正常性を監視するサービスです。

 2017年8月に、Azure Network Watcherの「接続チェック」(Connectivity Check)機能のプレビューがリリースされていました。今回、この機能が「接続のトラブルシューティング」(Connection Troubleshoot)と改名され、GAになりました。

 この機能を使うと、ソースのVMから、宛て先のVM、完全修飾ドメイン名(FQDN)、URI、またはIPv4アドレスへのTCP接続の接続性、パス、レイテンシなどを確認できます。ネットワーク通信のトラブルシューティングの際に便利ですね。

 詳細は、ブログポスト「Network Watcher Connection Troubleshoot now generally available」ドキュメントをご覧ください。

VMからbing.comへの接続のトラブルシューティング

Azure App Service:App Service on Linuxが.NET Core 2.0をサポート

 Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。

 今回、LinuxベースのApp Service on Linuxのランタイムスタックとして、.NET Core 2.0がサポートされました。

 詳細は、更新情報「.NET Core 2.0 support for App Service on Linux」をご覧ください。

Web App for Containersの組み込みDockerイメージのランタイム

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