米Facebookは現地時間10日から、データ不正利用の報告報奨金制度を開始した。データの不正利用を見つけて報告した利用者に報奨金を支払うもの。
Facebookアプリが集めた利用者のデータが、詐欺や政治への利用を目的として第三者に渡り、売却・窃盗・利用された事例の情報と証拠を示した報告者が報奨金の支払い対象となる。報告の影響度によって報奨金額が決定する。
同社が設けている同様の制度にバグ報告の報奨金制度があり、影響度の大きいバグ報告に対する報奨金は4万ドル(約428万円)にのぼるという。
Facebookは今月4日、選挙コンサルティング企業ケンブリッジ・アナリティカが8700万人分の個人情報を同社から不正に入手し、利用していたと発表。ケンブリッジ・アナリティカは入手したデータは3000万人分以下だと反論した。