キッチン家電と組み合わせて
遠隔カメラよりも“やさしい見守り”を実現
良い子は真似てはいけないが、スマソケの後ろで3本たこ足配線にして、同時には使わないコーヒーメーカーと炊飯器、トースターの3台を接続
どうせ電力量を測定するなら、もっとパワーの必要なキッチン用品が楽しそうなので、キッチンの食器棚の奥にあるコンセントにスマソケのプラグを接続。いい子は決してやってはいけないが、まず我が家では絶対に同時には使わないコーヒーメーカーと炊飯器、トースターの3台をたこ足接続してみた。
生活に必要なこれら3台だと、いずれか1台が動作しても確実に電力グラフに変化が表われる。13時前後のグラフは珈琲メーカー、そして16時半頃のグラフはトースターだろう。
コーヒーメーカー部分のグラフを拡大すると、いったん沸いた珈琲を保温のために何度か再加熱しているさまがよく分かる。
人生100年時代とか言われているが、これからは携帯電話やパソコンに理解のある世代の高齢者も徐々に増えてくる。
従来、見守りといえば一番先に登場してくるICT機器はP2P系のインターネットカメラというのが業界の一般的考え方だったようだが、これからは“監視”ではない“気配を感じる”優しい見守りテクノロジーが必要な時代だろう。
筆者は子供の頃、爺ちゃん婆ちゃんと同居していたが、当時は、筆者を含め、両親も自分の目で直接見なくても、隣の部屋にいる爺ちゃん、婆ちゃんのせきやくしゃみの気配で様子を十分に理解していたはずだ。
来るべき“平成の見守り”は、決してインターネットカメラで見ることだけではなく、スマソケの先に接続された家電品を使う高齢者の気配(電力グラフ)で遠隔地からでもその状況を知ることができる。
それでも心配な状況なら、実際に目で確かめるインターネットカメラの出番だろう。今後の見守りは見るだけの時代から、見られる人のプライバシーも考慮した”気配を感じる見守り”と絶対に見えるカメラのコンビネーションが必要だ。
今回の衝動買い
アイテム:
スマソケ(スマートソケット MZK-EX300NM)
価格:NTT-X Storeにて1万4580円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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