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さとうなおきの「週刊アジュール」 第25回

Translator Text APIでテキストデータの保存を行わない方針に

オンプレ版100%互換の「Azure SQL Database Managed Instance」が利用可能に

2018年03月16日 14時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Virtual Machines:NCv3シリーズがGA

 IaaSの仮想マシン機能を提供するAzure Virtual MachinesのGPUインスタンスであるNCv3シリーズが、GAになりました。NVIDIAのTesla V100を搭載したNCv3シリーズは、2017年11月のConnect 2017カンファレンスで発表され、プレビューが始まっていました。

 また、NCv3シリーズ、Tesla M60を搭載したNVシリーズ、 Tesla P40を搭載したNDシリーズを利用できるAzureリージョンが追加されました。

 詳細は、ブログポスト「New NVIDIA GPUs coming to Azure accelerate HPC and AI workloads」をご覧ください。

Azure Security Center:ジャストインタイムVMアクセスがGA

 Azure Security Centerは、Azure リソースのセキュリティの可視化と制御を行うサービスです。

 Azure Security Centerの「ジャストインタイムVMアクセス」を使うと、SSHやRDPといったVMの受信トラフィックをすべて無効化してセキュリティを強化し、管理などのためにVMへのアクセスが必要な時にだけ、VMにアクセス可能にすることができます。

 「ジャストインタイムVMアクセス」は、2017年8月にパブリックプレビューになっていました。今回、「ジャストインタイムVMアクセス」がGAになりました。

 詳細は、ブログポスト「Just-in-Time VM Access is generally available」ドキュメントをご覧ください。

AzureポータルでのジャストインタイムVMアクセスのリクエスト

Azure Reserved Virtual Machine Instances:RI推奨API

 Azure Reserved Virtual Machine Instances(Azure Reserved VM Instances、RI)は、Azureリージョン、VMシリーズ、期間(1年か3年)を指定して、一定のVMのキャパシティを予約することで、VMのコストを削減できる購入方法です。

 今回、過去7日間、30日間、または60日間の使用状況を基に、RIの購入量に関する推奨を行うAPIがリリースされました。

 詳細は、ブログポスト「Get Reserved Instance purchase recommendations based on usage pattern」ドキュメントをご覧ください。

Azure Marketplace:エンタープライズ契約の年額コミットメント

 Azure Marketplaceは、Azureに対応したサードパーティーのソフトウェアやサービスを探すことができるマーケットプレースです。

 これまで、エンタープライズ契約(EA)でAzureを利用している場合に、Azure Marketplace経由で利用するサードパーティーサービスの利用料金に、年額コミットメント(MC)を充当することができず、別途、請求書で料金を支払う必要がありました。

 今回、Azure Marketplaceで、Red Hat Enterprise Linuxをはじめとする一部のサービスの利用料金に、エンタープライズ契約の年額コミットメントを充当できるようになりました。

 詳細は、更新情報「Azure Marketplace third-party reseller services now use Azure monetary commitment」をご覧ください。

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