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さとうなおきの「週刊アジュール」 第25回

Translator Text APIでテキストデータの保存を行わない方針に

オンプレ版100%互換の「Azure SQL Database Managed Instance」が利用可能に

2018年03月16日 14時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Visual Studio Team Services:3月のアップデート

 Visual Studio Team Services(VSTS)は、コードリポジトリ、バックログ管理、CI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)などの機能を備えた、開発チーム向けのサービスです。

 Visual Studio Team Servicesの3月のアップデートのまとめが、公開されました。

  • 既存のビルド定義からのYAMLテンプレートの生成
  • 複数フェーズのビルドの拡張
  • ホストされたVisual Studio 2017エージェントでのUIテストの実行、ソフトウェアのインストール
  • リリーストリガーのブランチの拡張
  • 不安定なテストの識別
  • 既定での適切なエージェントでのビルド
  • シンボルサーバーとしてのVSTSの使用
  • 変更履歴(Blame)の履歴表示
  • プルリクエストのマージコミットの表示
  • プルリクエストステータスAPIとブランチポリシーを使った統合
  • 利害関係者としての分析ウィジェットの表示
  • Power BIとVSTS分析の統合
  • VSTSメッセージング拡張機能を使った、Microsoft Teamsでの作業項目の議論
  • 推奨された領域、イテレーションへの作業の移動
  • Wiki検索のGA
  • グループを使った、多数のユーザーのアクセスと拡張機能の管理
  • CSP(クラウドソリューションプロバイダー)経由でのVisual Studio Marketplaceでの購入のGA

 詳細は、ブログポスト「What’s brewing in Visual Studio Team Services: March 2018 Digest」をご覧ください。

 また、VSTSのスプリント131のリリースノートも公開されています。

 このスプリントでは、作業項目ハブがGAになりました。

 詳細は、更新情報「Work Items hub and VM-based Azure DevOps Project – VSTS Sprint 131 Update」をご覧ください。

Microsoft Teamsでの、VSTSの作業項目の議論

Azure DevOps Project:Windows VMのサポート

 Azure DevOps Projectは、好みのプログラミング言語で開発するWebアプリケーションに対して、Azure App Service(Web Apps、Web App for Containers)などの実行環境、Visual Studio Team Services(VSTS)上のGitリポジトリやCI/CDパイプライン、Azure Application Insightsによる監視といった、DevOpsのサイクルに必要なすべてを自動的に構成してくれるサービスです。Azure DevOps Projectは、現在パブリックプレビュー中です。

 VSTSのスプリント131で、Azure DevOps Projectで構成できる実行環境として、Azure App Service(Web Apps、Web App for Containers)に加えて、Windows VMのサポートが追加されました。

 詳細は、更新情報「Work Items hub and VM-based Azure DevOps Project – VSTS Sprint 131 Update」リリースノートドキュメントをご覧ください。

Azure DevOps Projectでの実行環境の選択

Azure Application Insights:新しいアプリ使用状況監視機能

 Azure Application Insightsは、APM(アプリケーションパフォーマンス監視)ツールです。

 Azure Application Insightsで、Webアプリの使用状況の分析に使えるユーザー、セッション、イベントツール、ユーザーがサイトのページをどのように移動しているかを分析できるユーザーフローツールが改善されました。

 Azure Application Insightsで、新しい影響ツールがリリースされました。これは、読み込み時間などのメトリックがアプリのコンバージョン率に及ぼす影響について分析します。

 詳細は、ブログポスト「New app usage monitoring capabilities in Application Insights」をご覧ください。

Azure Application Insightsのユーザーフローツール

Azure Storage:ユーザー管理の暗号化キーを使うStorage Service EncryptionがGA

 ストレージサービス「Azure Storage」は、保存データの暗号化を行う「Storage Service Encryption」(SSE)機能を提供しています。Storage Service Encryptionでは、Microsoftが暗号化キーの管理を行います。

 2017年6月に、ユーザー管理の暗号化キーを使うStorage Service Encryptionの限定プレビューが始まっていました

 今回、ユーザー管理の暗号化キーを使うStorage Service Encryptionが、GAになりました。Azure Blob Storage、Azure File Storage(Azure Files)の暗号化がサポートされており、Azure Key Vaultを使って暗号化キーを管理します。

 詳細は、ブログポスト「Announcing Storage Service Encryption with customer managed keys general availability」ドキュメントをご覧ください。

ユーザー管理の暗号化キーを使うStorage Service Encryption

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