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スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典 第78回

国内スマホ携帯電話市場から姿を消した東芝 再参入はあるのか?

2018年02月18日 17時00分更新

文● 山根康宏

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 1990年代から日本の携帯電話市場を支えてきた東芝。海外市場でも多くの製品を出しましたが、日本の大手電機メーカーはスマートフォン市場で存在感を出せぬまま市場から撤退してしまいました。その東芝の歴史を日本と海外、それぞれの市場で追いかけてみましょう。まず今回は日本市場を振り返ります。

Windows Mobileで様々な製品を投入

 東芝の携帯電話市場への参入は1994年。Tu-Ka(当時)向けの「TH341」を発売、同年にはIDO(当時)へ「T201」を納入。1990年代はこの2キャリアを中心に製品を展開していきます。日本メーカーの多くがドコモを中心に製品展開する中、東芝はドコモ向け以外の製品を多く出していきました。

 スマートフォン市場への参入は2007年。ソフトバンク向けの「X01T」からでした。スライド式のQWERTYキーボード搭載端末で、ターゲットユーザーはビジネス層。OSはWindows Mobile 6 Professional Edition、3型ディスプレーにCPUはMarvell Pxa270でした。

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