ダイキン工業は2月16日、エアコン暖房の消費電力を検証、こまめにオン/オフするよりも30分程度の外出ならばつけっぱなしのほうがお得という結果を発表した。
同社は2016年に夏場のエアコン冷房の電力消費を検証。こまめにオン/オフするよりも30分程度の外出であればつけっぱなしのほうが電気代が安いという結果を発表した。エアコン暖房としてはどうなのかというユーザーからの問い合わせを受け、新たに暖房バージョンの実験を実施。
京都市内の築15年のマンションで検証、24時間つけっぱなしの場合と、30分間隔でオン/オフを繰り返した場合、つけっぱなしにしたほうが電気代は安くなるという結果となった。生活時間帯に合わせた検証も行なったところ、18時~23時の2時間の夜間外出であればこまめに切ったほうが消費電力は安くなったが、全般的にみるとつけっぱなしのほうが安いという結果となっている。
これは夏場の冷房と同様に、エアコンは設定温度を維持するよりも設定温度に至るまでの高出力運転において電力消費が大きいことによるもの。省エネというとこまめに電源を切るというイメージが強いが、トータルでみると切らないほうが電力消費が大きいということも理解してエアコン暖房を賢く使うことを推奨している。