このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

ピクシブ×さくらのクラウド画像変換サービス「ImageFlux」が1周年、イベントを開催

STORES.jp、メルカリが語った!「ImageFlux」活用メリット

2017年02月16日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

sponsored

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

最新画像フォーマットへの対応、さらに大規模ライブ配信サービスも

 サービス開始から1年を経過し、ImageFluxではさらなる機能拡張や新サービスの提供を計画しているという。ピクシブ 道井氏のセッションでは、今後のImageFluxのアップデートと、新サービスの予定がアナウンスされた。

 ImageFluxに今年追加される予定の新機能としては、iOS 11から導入された高効率の画像フォーマットであるHEIF/HEICへの対応が挙げられた。なお今回のイベントでは、技術セッションとしてImageFluxの開発に参画しているawmの山崎義弘氏が登壇し、HEIFの基本解説やコンテナ構造の解析報告などを行った。

HEIFに関する技術講演を行った、awmの山崎義弘氏

 道井氏は、ImageFluxではHEIF/HEICに限らず、今後もさらに最新の画像フォーマットや圧縮技術に追従していくと述べた。

 また、データ転送量に応じたこれまでの従量課金プランに加えて、月々固定額制のわかりやすい料金プランも用意する方向で検討しているという。そのほか、サーバー/回線の増強によるサービスのスケールアップ、各種レポート/統計機能の改善なども実施予定だ。

 さらに、新たにライブ配信の動的変換サービスである「ImageFlux Live(仮称)」のリリースも今後の計画にあることを発表している(リリース時期は未定)。

 現在開発中のこのサービスは「ブラウザからすぐに大規模ライブ配信を実現するサービス」(道井氏)だ。具体的には、WebRTCのストリームをImageFlux Liveサーバーで受け取り、HLS(HTTP Live Streaming)形式に変換したうえでPCやスマートフォンへの大規模配信を可能にするというものだ。

WebRTCは「1対1」のストリーミング配信しかできないが、ImageFlux LiveがこれをHLSに変換することで、多数の視聴者への同時配信を可能にする

 この技術は、ピクシブが1月にオンライン開催したライブドローイングイベント「pixiv ONE」ですでに使われており、最大で5000人以上の視聴者にドローイングのようすを同時配信したという。また、pixivユーザーがイラストを描く様子をライブ配信できる「pixiv Sketch Live」機能でも同技術を採用している。

 

ImageFlux Live(仮称)は、「pixiv Sketch Live」などですでに使われている技術をサービス化して提供するもの

 道井氏は、こうしたアップデートを通じてImageFluxをさらに大きく伸ばしていくと同時に、まだ仕様の固まっていないImageFlux Liveについては皆さんからの意見もいただきたいと述べ、今後もユーザー本位でのサービス開発に努めていく姿勢を示した。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

灯油タンクで残量検知を実現!北海道の生活を守るIoTとは【熱量IoT】#3

動画一覧はこちら!