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HDRなどを明るさに応じて自在にコントロール

パナソニック、日本のリビングに合わせた新4Kビエラ

2018年01月26日 21時05分更新

文● 天野透/ASCII

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 パナソニックは1月26日、液晶テレビ“4Kビエラ”「FX750シリーズ」を発表した。発売日は2月23日で、価格は55V型「TH-55FX750」が28万800円前後、49V型「TH-49FX750」が23万7600円前後、43V型「TH-43FX750」が20万5200円前後。

 映像エンジンの中核となる独自高画質処理技術「ヘキサクロマドライブ」が進化し、信号解析性能が上昇。映像を部分ごとに解析し、それぞれに適切な映像処理をかける。同時に処理の心臓部「3次元カラーマネジメント回路(3D-LUT)」も進化し、補正ポイントを従来比1.6倍に増加させることで、ノイズが出やすい暗部の表現が飛躍的に向上。色が乗りにくい明部には「高輝度対応色補正処理」をかけ、色彩表現を上げたという。

 さらに明るさ情報も細かく解析して、映像各部に合った輝度制御を実施。この映像調整とあわせてバックライトエリア制御を組み合わせ、「Wエリア制御」としてダイナミックレンジの最大化を狙った。外光や照明など、明るいリビングに設置されることが多いという日本の視聴環境に合わせるよう画質を調整したとしている。

 HDRコンテンツではシーンごとに最大輝度をリアルタイム検出し、それぞれに合わせて画面全体の明るさ感を調整。加えて設置環境の明るさも検知して統合的に制御する「明るさ連動HDR」により、部屋の明るさにかかわらずHDR効果を自動制御するという。HDRフォーマットはHDR 10とハイブリッドログガンマ(HLG)に対応する。

 アップコンバート機能「4Kファインリマスターエンジン」も進化。放送やビデオコンテンツなど、様々な映像を細かく解析して、低ノイズ高解像感の4Kで出力する。

 スタンド部には特許出願中という「転倒防止スタンド」を新たに開発。底面に吸着機能を付け、設置面から離れる力が働いた際に倒れにくくしたという。移動時は「吸着操作スイッチ」を押すことで吸着力を解除できる。

 そのほかの機能としては、上位モデルで採用されていたベルリン・フィル「デジタルコンサートホール」に新対応。また、従来搭載していたSDスロットが省略された。

 主なスペックは以下のとおり。

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